2022年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:セントアンドリュース オールドコース (スコットランド)
【コース解説】 セントアンドリュース オールドコース
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右サイドにOBゾーンがあり、18番とフェアウェイを共有している。バンカーはなく、フェアウェイには海へと向かう道路が横切る。グリーン手前にうねるような小川があり、スコットランド語で小川を意味する「Burn」がコースの愛称。
ティからグリーンが見えない。ティショットを右に曲げれば灌木のブッシュの餌食に。セカンドショットでは尾根のようなコブが障壁となる。大きく深いバンカーも警戒が注意。16番とのダブルグリーンで横長に作られている。
15番のグリーンに接地するパー4。ティショットは左から攻めるのが安全策とされるが、左に寄りすぎると3つ並んで待ち受けるバンカーのトラップにはまってしまう恐れも。グリーン左手前にもビーンズ型のバンカーが口を開けて待っている。
かつてそばに露店があり、「ジンジャー・ビール」を売っていたことでこれがホールの愛称になったという。パー4としては長い480yの設定。フロントナインの中でも難易度が高い。フェアウェイ中央にブッシュ、さらに市民に反対されて復活した広めのバンカーも。
縦の長さが100yd以上という世界最大級の砲台グリーンがあるパー5。フェアウェイの至る所にバンカー群が点在。特に右サイドには6つのポットバンカーがある。バンカーにつかまらなければ2オンも可能だが、アゲンストになると至難の業。
セカンド地点にあまたのバンカーが散りばめられており、グリーン手前に窪地があるのが特徴。2005年大会で優勝したタイガー・ウッズは、第3ラウンドの際に1Wショットを右のブッシュに打ち入れ、アンプレヤブルを宣言してボギーを喫した。
フェアウェイは狭く、グリーンは右ドックの先にある。11番との共有グリーンで横幅が長め。グリーン手前には巨大なシェルバンカーが口を開けている。その高さは背丈以上。ピン位置と風向きによって左右されるため、アプローチがキーポイントとなる。
グリーンを10番と共用するパー3。出だしの1番から変わらなかった方角はこのホールで進行方向が変わるため風の計算が難しい。2015年大会ではジョーダン・スピースがダブルボギーを喫し、悔しさでボールを投げ捨てたシーンもあった。
2015年大会でグリーン右に新たにガードバンカーが追加されて難度は上がったが、バーディのチャンスホールともされる352ydの短いパー4。左側に生い茂るブッシュ、ティエリアから260ydと290ydほどの地点にフェアウェイバンカーがある。
球聖と呼ばれ、セントアンドリュースの名誉市民でもある「ボビー・ジョーンズ」がコースの愛称。距離は比較的短いが、右サイドにバンカーが点在しており、グリーン手前やグリーン上は細かい傾斜。1Wを握るか、手前から攻めるか選択を迫られる。
グリーン手前に広がるストラス(渓谷)バンカーと深いヒルバンカーがあるパー3。風向きによっては番手選びが変わり、1921年大会ではヒルバンカーに入れたボビー・ジョーンズが、ここで4度打ったのちにスコアカードを破ったという伝説がある。
ワンオンが可能だが、波を打つグリーンが控えるパー4。2010年大会ではルイ・ウーストハイゼンがこのホールでバーディを奪って勝利に前進したのに対し、最終日2位から出たポール・ケーシーはトリプルボギーをたたいて後退した。
5番ホールとのダブルグリーンで、フェアウェイは左隣の6番ホールと共有している。バンカー群が左サイドとフェアウェイ中央に構えており、グリーンの右側には深めのポットバンカーがある。屈指の難ホール。
オールドコースで最長614ydあるパー5。中ほどにコース全体で112個あるバンカーの中でも最大の「ヘルバンカー」がある。地獄といわれるだけあって脱出も難しい。1995年大会ではジャック・ニクラスがこのバンカーに苦戦して「10」を喫した記録もある。
グリーン手前にリンクス特有の凸凹した地形が広がる。300ydより少し先にポットバンカーがあり、これを避けて攻略するのがカギ。2015年大会時、グリーン右奥にアンジュレーション(うねり)が追加された。
右サイドはOBゾーンで、左サイドに打つとセカンドでブッシュ越えとなるホール。フェアウェイ中央には3つのポットバンカーがあり、風の計算が重要になる。グリーンは2番と共有している。
世界トップクラスの最難関パー4で、右サイドにホテルを望むオールドコースの名物ホール。グリーン左手前には1978年大会で中嶋常幸が脱出に4打を要し「9」をたたいて“トミーズバンカー”との異名がついたロード・ホール・バンカーがある。
セントアンドリュースの象徴「トム・モリス」が愛称の最終ホール。R&Aのクラブハウスに向かってティショットを放ち、石造りのスウィルカン・ブリッジを渡ってフェアウェイへ。“バリー・オブ・シン”(罪の谷)と呼ばれる深い谷を越えてグリーンへと向かう。