松山英樹が史上4人目の連覇に挑戦 金谷拓実、中島啓太も参戦
◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前情報◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7510yd(パー72)
アゼリアが咲き誇るオーガスタで今年もゴルフの祭典「マスターズ」が開幕する。昨年、日本男子として初のメジャータイトルを獲得した松山英樹にとって、大会史上4人目の連覇、グリーンジャケットの防衛がかかる一戦。日本の男子ゴルフの将来を担う23歳の金谷拓実、21歳のアマチュア中島啓太とともに7日(木)にティオフする。
歓喜の瞬間から1年。松山はマスターズチャンピオンの名に恥じない活躍ぶりを誇示してきた。昨秋に開幕したPGAツアーの2021―22年シーズンは「ZOZOチャンピオンシップ」、「ソニーオープンinハワイ」で優勝。年間ポイントレースのフェデックスカップで4位につける。
心配されるのは1カ月前に痛めた首の状態。3月に予定していた2試合の出場を取りやめ、4週ぶりの復帰戦だった前週の大会は2日目に途中棄権した。回復の度合いがもちろん、浮沈のカギを握る。
金谷はアマチュア時代の2019年大会以来、2回目の出場。プロになり、海外ツアー定着を目指す過程でオーガスタに帰ってきた。ナショナルチーム時代の盟友である中島も、昨年優勝した「アジアパシフィックアマチュア選手権」の王者としてメジャーデビューする。
2週前の「WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー」で今季3勝目を飾ったスコッティ・シェフラーが新しい世界ランキング1位選手として、初のメジャー制覇に挑戦する。ジョン・ラーム(スペイン)、コリン・モリカワらはグリーンジャケットが次のターゲット。ロリー・マキロイ(北アイルランド)は今年もキャリアグランドスラムをかけて戦う。
昨年2月の自動車の単体事故による故障のため、戦列を離れていたタイガー・ウッズも過去5勝の今大会でツアーに復帰する可能性がある。
<主な出場予定選手>
松山英樹、スコッティ・シェフラー、ジョン・ラーム、コリン・モリカワ、ビクトル・ホブラン、パトリック・カントレー、キャメロン・スミス、ジャスティン・トーマス、ダスティン・ジョンソン、ロリー・マキロイ、ブライソン・デシャンボー、金谷拓実、中島啓太