今季最後のWGCに“歴代覇者”松山英樹が参戦 ラームは世界1位初陣
◇世界選手権シリーズ◇WGCフェデックス セントジュード招待 事前情報◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7277yd(パー70)
シーズン最後の世界選手権シリーズ(WGC)が30日(木)に開幕する。「フェデックス セントジュードクラシック」が開催されてきたTPCサウスウィンドに会場を移して2年目。昨季は「全英オープン」翌週だったが、今季は唯一のメジャー「全米プロ選手権」前週に入り、世界各国から集まった精鋭78人がしのぎを削る。
前年大会はブルックス・ケプカがWGC初制覇。昨年痛めた左ひざに不安を抱え、前週大会でも予選落ちするなどフェデックスカップランキング155位と低迷が続くものの、ビッグトーナメントでの勝負強さはキャリアにおいて際立つ。3連覇がかかる「全米プロ」に向けても、予選カットのない4日間はプラス材料となるか。
2週ぶりの試合となる松山英樹は、ファイヤーストーンCCで行われた前身大会「ブリヂストン招待」を2017年に制した歴代覇者の1人として名を連ねる。予選落ちした直近の「ザ・メモリアルトーナメント」から立て直しに期待がかかる。初日、2日目はジャスティン・トーマス、コリン・モリカワと同組になった。
ジョン・ラーム(スペイン)は世界ランキング1位に輝いてから出場する初めてのトーナメント。そのラームにトップの座を譲ったロリー・マキロイ(北アイルランド)にとっては、昨年大会最終日を単独首位で迎えながら優勝をさらわれたリベンジの一戦でもある。
世界トップ50からはアダム・スコット(オーストラリア)、タイガー・ウッズ、ジャスティン・ローズ(イングランド)、フランチェスコ・モリナリ(イタリア)、リー・ウェストウッド(イングランド)、今平周吾の6人が出場を見送った。ウッズは今季3戦のWGCをすべて欠場となった。
<主な出場予定選手>
ブルックス・ケプカ、ジェイソン・デイ、ブライソン・デシャンボー、トミー・フリートウッド、リッキー・ファウラー、セルヒオ・ガルシア、ダスティン・ジョンソン、松山英樹、ロリー・マキロイ、フィル・ミケルソン、コリン・モリカワ、ジョン・ラーム、ウェブ・シンプソン、ジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマス