今田竜二が大逆転!ついに米ツアー初優勝!!
ジョージア州にあるTPCシュガーローフで開催されている、米国男子ツアー第20戦「AT&Tクラシック」の最終日。首位と3打差の10アンダー6位タイからスタートした今田竜二が、5ストローク伸ばし通算15アンダーでフィニッシュ。最終組でラウンドしたケニー・ペリーと並び、2年連続でのプレーオフ進出を果たした。
迎えた1ホール目、ペリーの2打目はグリーン奥の木にあたり、勢いよく跳ね返ったボールはグリーンを通りぬけ池に消えた。その後、4打目でグリーンに乗せ、パーパットを外したペリーに対し、今田は確実にパーをセーブ。結果、今田竜二が、米ツアー参戦10年目にして悲願の初優勝を果たした。
今田は、昨年の大会で同年マスターズを制したザック・ジョンソンとのプレーオフに挑んだが、1ホール目で2打目を池に入れ敗退した。開催コースとの相性もよく、今季これまで2度も2位に入るなど好調なゴルフをしているだけに、優勝候補に挙げられていた。今大会は初日が雨のためサスペンデッドになり暫定40位タイと少し出遅れたが、2日目に16位タイに浮上すると、決勝ラウンドに入り3日目にはベストスコアの「65」をマークし6位タイに浮上。そして最終日、5アンダー「67」をマークし首位に並んだ。
日本人選手が米ツアーで優勝するのは青木功、丸山茂樹に続き3人目。2003年の「クライスラークラシック of グリーンズボロ」で丸山が優勝して以来の快挙となった。この結果、今田は今週の賞金を加算して賞金ランキングは4位に浮上。09年の「マスターズ」出場も確定した。
今田と1打差の14アンダー単独3位には、この日6ストローク伸ばしたカミロ・ビジェガス(コロンビア)、13アンダー単独4位は予選2日間首位をキープしたジョナサン・バード。大会連覇を狙ったザック・ジョンソンは、5アンダー34位タイに終わった。