“鬼門”の上海で優勝予想7位 松山英樹はWGC初制覇なるか?
◇世界ゴルフ選手権◇WGC HSBCチャンピオンズ 事前情報◇シェシャンインターナショナルGC(中国)◇7266yd(パー72)◇ 世界6大ツアーのトップ選手が集結する年間4試合の世界選手権シリーズ(WGC)の一戦。米ツアーにとっては2016-17年シーズン最初、そのほかのツアーにとっては2016年シーズン最後のWGCが中国・上海で行われる。
優勝賞金140万ドル(約1億4600万円)がかかるビッグトーナメントは、当地でことし11回目の開催。前年大会は第3ラウンドを終えて首位に立ったラッセル・ノックス(スコットランド)が通算20アンダーでツアー初勝利を飾り、飛躍のきっかけをつかんだ。
背筋痛を抱える世界ランキング1位のジェイソン・デイ(オーストラリア)は今大会も出場を見送るが、会場には同2位のダスティン・ジョンソンをはじめ、ダニー・ウィレット(イングランド)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、ジミー・ウォーカーといった2016年のメジャーチャンピオンが勢ぞろいした。昨季フェデックスカップ王者となったロリー・マキロイ(北アイルランド)も、今大会を米ツアーのシーズン初戦とする。
前週マレーシアで行われた「CIMBクラシック」を単独2位で終えた松山英樹も、出場78人の豪華フィールドを牽引するひとり。当地では初出場の2013年に背中痛で途中棄権。14年は41位で終え、前年は3日目に再び背中痛を訴えて棄権した。決して不得手なコースではないと感じているだけに“鬼門”といえる土地。世界ランクで自己最高の10位に上り詰めた勢いを持続させたい。大会開幕前の米ツアー公式サイトによるパワーランキング(優勝予想番付)ではトップがマキロイ、2位にジョンソン。松山は7位の評価を受けた。
日本ツアーからは今月17日時点での賞金ランキング上位2人(5位まで)の資格で、谷原秀人、キム・キョンテ(韓国)が出場。来年4月の「マスターズ」出場権獲得となる年末の世界ランク50位入りを目指している。
<主な出場予定選手>
ラッセル・ノックス、リッキー・ファウラー、セルヒオ・ガルシア、ダスティン・ジョンソン、キム・キョンテ、松山英樹、ロリー・マキロイ、パトリック・リード、ヘンリック・ステンソン、谷原秀人、ジャスティン・トーマス、ジミー・ウォーカー、バッバ・ワトソン、ダニー・ウィレット