スピースが10打差独走V! 松山英樹は13位で終える
◇米国男子◇ヒーローワールドチャレンジ 最終日◇アイルワースG&CC(フロリダ州)◇7354yd(パー72)
7打差リードの独走首位から最終日を出たジョーダン・スピースが、1イーグル、6バーディ、1ダブルボギー、この日のベストスコアに並ぶ「66」をマークして一人旅。2位に10打差をつける通算26アンダーで悠々と逃げ切り、初日から首位の座を守りきる完全優勝を遂げた。
99年に始まったこのチャリティトーナメントの最少ストローク記録、最多アンダーパー記録をいずれも更新。「1番でバーディを獲れたことが大きかった。キャディと『あと3つ以上取れば追いつかれないぞ』って話したんだ」。2年時に中退したテキサス大時代に同コースでプレーした経験が、大いに役立ったと笑顔で話した。
2週前の日本ツアー「ダンロップフェニックス」を3位タイで終え、前週のワンアジアツアー「エミレーツ オーストラリアオープン」に続く2連勝。「今回は生涯最高のプレーができた。これ、先週シドニーでも同じことを言ったんだけど…。それ以上の出来。今回が最高だ」。大会ホストのタイガー・ウッズは「すごいスコアだ。彼がここで見せたプレーは本当に忘れられないものになる。2年前まで大学にいたなんて信じがたいよ」と手放しで21歳を讃えた。
通算16アンダーの2位にヘンリック・ステンソン(スウェーデン)。通算15アンダーの3位にパトリック・リードとキーガン・ブラッドリーが続き、前年覇者のザック・ジョンソンは通算9アンダーの8位タイで終えた。
今年は18人が招かれたエリートフィールドの舞台を初めて踏んだ松山英樹は12位からスタートし、前半6番からの3連続を含む5バーディ、2ボギー「69」でホールアウト。通算7アンダーと3つ伸ばしたが、順位を1つ下げる13位で今年のラストゲームを締めた。
腰痛からの復帰戦を自身のイベントで迎えたウッズは、後半13番(パー5)でトリプルボギーを叩くなどイーブンパーと伸ばせず、最下位に並ぶ通算イーブンパーの17位タイに終わった。