2014年 ヒーローワールドチャレンジ

スピースが後続と7打差で独走 松山英樹は12位で最終日へ

2014/12/07 06:54
ジョーダン・スピースが「63」と爆発し、後続との差を7打に広げた。最終18番で長いバーディパットを沈めると笑顔を見せた(Scott Halleran/Getty Images)

◇米国男子◇ヒーローワールドチャレンジ 3日目◇アイルワースG&CC(フロリダ州)◇7354yd(パー72)

この21歳は疲れというものを知らないのか。日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの残りから行われたムービングデー。首位から出たジョーダン・スピースが第3ラウンド「63」のベストスコアをマークし通算20アンダー、後続との差を7打にひろげ、完全優勝に向け逃げ切り態勢に入った。

2週前に日本で「ダンロップフェニックス」を戦い、前週はワンアジアツアー「エミレーツ オーストラリアオープン」でプロ2勝目を挙げたスピース。オーストラリアから、いったん地元テキサスを経由して入ったフロリダでその勢いを見せつけている。

この日は前半4つ、後半5つのバーディラッシュ。「違う国で2連勝できるのは大きな意味がある。旅の始まりだった日本での試合は惜しいところまでいって、先週はチャンスをものにできた。この大会は世界のトップ30のうち18人が出ている。ワールドクラスの試合だから、何よりだ」と、連勝への準備は万全だ。

通算13アンダーの2位に、この日「65」で回ったキーガン・ブラッドリーと、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)がつけている。

松山英樹は3バーディ、1ダブルボギーの「71」で回り、通算4アンダーとした。首位と16打差の12位タイ。7番(パー5)でバーディを先行。12番でダブルボギーを喫したが、15番(パー3)、17番(パー5)でバーディを奪い返して順位を2つ上げた。

大会ホストのタイガー・ウッズは体調不良に苦しみながら6バーディ、3ボギーの「69」をマークした。日を追うごとに調子は尻上がりとなり、最下位こそ抜け出せていないものの、通算イーブンパーまでスコアを戻した。

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