8バーディ量産!松山英樹が暫定10位に急浮上 2日目は日没順延/全英オープン
◇海外メジャー◇全英オープン 2日目◇セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7297yd(パー72)
イーブンパーの64位から出た松山英樹が14番までに8バーディを奪って、ボギーを2つにとどめ、通算6アンダーとして暫定10位に急浮上した。
第2ラウンドは大雨の影響で、開始直後から3時間超の中断を余儀なくされた。約40人がホールアウトできず、日没サスペンデッドとなった。
松山は午後5時48分にティオフし、1番でピンの右2mにつけてバーディ発進した。2番で6mのフックラインを沈めると、3番、4番でもバーディを奪い、圧巻の4連続とした。
7番では10mを流し込み、9番でも手前からのチャンスを決めて前半を「30」とした。折り返し後の10番ではグリーン手前にこぼれるピンチから、パターで直接ねじ込んで7個目のバーディを獲ると、ガッツポーズを見せた。
風が強くなった11番(パー3)で3パットをたたき、この日初めてのボギーを喫した。日没が迫る中、12番もボギーとしたが、14番(パー5)でバーディを奪い返した。
松山と同組で回るダスティン・ジョンソンが13番終了時点(14番のパッティングは打たず)で通算10アンダーまで伸ばし、首位の座を守った。ホールアウトしたダニー・ウィレット(イングランド)が通算9アンダーの暫定2位で続いている。メジャー3連勝がかかるジョーダン・スピースは通算5アンダーとし、暫定15位。
日本勢は8選手のうち、5選手がホールアウトした。藤田寛之が通算2オーバー、池田勇太が通算4オーバー。岩田寛と小田孔明、手嶋多一が通算5オーバーで、現時点でのカットラインがイーブンパーとなる中、いずれも予選通過は絶望的だ。
富村真治は3ホールを残して通算2オーバー、高山忠洋は10ホールを終えて通算3オーバーとしている。
タイガー・ウッズは7ホールを残し、通算5オーバーの暫定129位に沈んでいる。トム・ワトソンは通算12オーバーでホールアウトし、全英での戦いに別れを告げた。
第2ラウンドの未消化ホールは、18日午前7時(日本時間同日午後3時)から再開される。