2014年 ザ・メモリアルトーナメント

松山英樹が波乱のプレーオフを制し、米国ツアー初優勝!

2014/06/02 07:24
ルーキーイヤーで米国ツアー初優勝! K.ナとのプレーオフを制した松山英樹

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 最終日◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7,392ヤード(パー72)

首位に2打差の3位から最終日をスタートした松山英樹が8バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの「69」でと3つ伸ばし、ケビン・ナと通算13アンダーで首位に並びプレーオフへ。1ホール目をパーとした松山が逆転で米国ツアー初優勝を手にし、大会ホストのジャック・ニクラスから祝福の出迎えを受けた。日本人の米国ツアー制覇は、青木功丸山茂樹今田竜二(2008年/AT&Tクラシック)に次いで6年ぶり4人目。

一時は単独首位に立ちながら、池ポチャで16番をダブルボギーとするなど乱れた松山は、怒りでドライバーをへし折る気迫を見せた最終18番でバーディを奪い、土壇場で粘りを発揮した。

4日間バーディを続けた最終18番でのプレーオフは、正規の18番でドライバーをへし折った松山が3Wで右のフェアウェイバンカーに入れたのに対し、後で打ったナはドライバーで左へ曲げクリーク(小川)に落とした。結果的にナは4オン。松山は2打目でギャラリーに打ち込んだが、3オンで最後は3.5メートルのパーパットを沈め、ガッツポーズとともに勝利をもぎ取った。

単独首位から出たワトソンは「72」と伸ばせず、通算12アンダー3位で終了。世界ランク1位のアダム・スコット(オーストラリア)はクリス・カークと並び、通算10アンダーの4位に続いた。

47位から出た石川遼は3バーディ、4ボギー、1ダブルボギー「75」と3つ落とし、通算1オーバーの57位に後退して4日間を終えた。

松山の話「この場所で優勝できて本当に嬉しいです。今日は午前中からショットが良くなかったが、その中でもアイアンショットがバーディチャンスについてパターも良くなっていき、最後18番でそのパターで決めることができて良かったです」

【主な選手の成績】
優勝/-13/松山英樹
2/-13/K.ナ
3/-12/B.ワトソン
4T/-10/A.スコットK.カーク


57T/+1/石川遼 ほか

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