M.カイマーが辛くも勝利! J.スピース4位、松山英樹は23位
◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 最終日◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7.215ヤード(パー72)
首位タイからスタートしたマーティン・カイマー(ドイツ)が3バーディ、1ダブルボギーの「71」で回り、2位に1打差に迫られながらも通算13アンダーで勝利。米国ツアーでは2010年「全米プロゴルフ選手権」以来となる2勝目を、“第5のメジャー”とも称されるビッグタイトルで飾った。ドイツ人選手の優勝は、41回目の開催にして初となる。
雷雲の接近により、午後5時40分ごろから1時間30分に渡り中断。中断前の13番までに3ストロークのリードを築いていたカイマーは、再開後に崩れた。15番ではアプローチミスも絡み4オン2パットのダブルボギーで、貯金は一気に1打差へ。浮島グリーンの17番(パー3)では9メートルのパーパットを残す絶体絶命のピンチを迎えたが、これをねじ込み豪快なガッツポーズ。1打差で辛くも逃げ切り、20時を回った日没間際の18番グリーン周りのギャラリーは歓喜に沸いた。
通算12アンダーの2位に、12位スタートから「66」と猛追したジム・フューリック。さらに1打差の3位にセルヒオ・ガルシア(スペイン)。カイマーと首位に並んで最終組を出た20歳のジョーダン・スピースは「74」と崩れ、通算10アンダーの4位で終戦。アダム・スコット(オーストラリア)の持つ大会年少優勝記録(23歳8ヶ月12日)の更新は叶わなかった。
28位から出た松山英樹は5バーディ、3ボギーと2つ伸ばし、通算5アンダーの23位でフィニッシュ。松山は次週の「HP バイロン・ネルソン選手権」は欠場し、2週間後の「クラウンプラザインビテーショナル」からの出場を予定している。
【主な選手の成績】
優勝/-13/M.カイマー
2/-12/J.フューリック
3/-11/S.ガルシア
4T/-10/J.スピース、J.ローズ
6T/-9/R.マキロイ、J.ウォーカー、D.ハーン、L.ウェストウッド、F.モリナリ
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23T/-5/松山英樹 ほか