2013年 BMW選手権

Z.ジョンソンが逆転で通算10勝 ウッズがランキングトップで最終戦へ

2013/09/16 07:40
大一番で今季初優勝を飾ったザック・ジョンソン。フェデックスカップポイントランキングでは4位に浮上!(Sam Greenwood/Getty Images)

◇米国男子◇BMW選手権 最終日(予備日)◇コンウェイファームGC(イリノイ州)◇7,149ヤード(パー71)

前日15日(日)が悪天候のためサスペンデッドとり、トーナメント完了のための予備日を使って行われた最終ラウンド。10アンダーの暫定4位からスタートしたザック・ジョンソンが6バーディ、ノーボギーの「65」をマークして、通算16アンダーで逆転優勝を飾った。昨年の「ジョンディアクラシック」以来となる今季初勝利は、自身のツアー通算10勝目となった。

この日、7ストローク伸ばして通算14アンダーとしたニック・ワトニーが単独2位。第3ラウンドを終えて単独首位に立っていたジム・フューリックは前半から伸び悩み、3バーディ、3ボギーとスコアを伸ばせないまま通算13アンダーの3位タイでフィニッシュした。

ツアーはこのフェデックスカップ・プレーオフの第3戦を終え、今週19日(木)に開幕する最終戦「ザ・ツアー選手権 presented by コカコーラ」に進出する精鋭30人が決定した。

今季ここまで積み上げられてきた各選手のフェデックスカップポイントは、順位に応じてリセット。「BMW選手権」を11位タイで終えたタイガー・ウッズが、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)を抜いてトップに再浮上した。同3位にアダム・スコット(オーストラリア)、4位にジョンソン、5位にマット・クーチャーが続いており、この上位5選手は最終戦を制すれば、他選手の成績如何に関わらず年間王者となり、ボーナスの1000万ドル(約10億円)を手にすることになる。

◆日曜日/大雨で月曜日に順延…上位22人スタートできず

2度の中断の後にサスペンデッドが決定。戦いは月曜日に繰り越しとなった。(Sam Greenwood/Getty Images)

◇米国男子◇BMW選手権 最終日◇コンウェイファームGC(イリノイ州)◇7,149ヤード(パー71)

15日に行われた最終ラウンドは強い雨の影響で2度にわたって中断し、コースもプレーできない状況に陥ったため、現地時間の午後5時にサスペンデッドとなった。予備日として設けられていた月曜日、現地時間の16日午前9時に再開する。

雨の勢いが強まった午前11時から3時間半にわたって中断し、いったんはプレーを再開したが、強い雨雲が再び上空を覆い、フェアウェイやグリーンに水たまりが浮き始めた午後3時半に2度目の中断となった。単独首位のジム・フューリックら上位の11組22選手はスタートすらできておらず、午後5時までコース状況の好転を待ったが、この日の再開を断念した。

ホールアウトできたのはロリー・マキロイ(北アイルランド)やリー・ウェストウッド(イングランド)ら6選手だけ。午前7時24分スタートだったマキロイは2日連続となる「68」で回って通算7オーバーまで巻き返した。ただ、通算9オーバーでホールアウトしたダスティン・ジョンソン以外の5選手は、最終戦に出場するために必要なフェデックスポイント30位には届かない計算で、他の選手達より1日早くシーズンオフに入ることになった。

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