V.シンが18アンダー首位。そして丸山茂樹が11アンダーで4位に急浮上!
米国男子ツアー「シェル・ヒューストン オープン」は曇り空の中、風向きも安定しなかったが、上位2人のスコアは安定していた。
12アンダー単独首位でスタートしたV.シンは、7バーディを奪った前日を上回るペースでスコアを伸ばした。前半4バーディ、13番パー5でこの日7つ目のバーディを奪い19アンダーまで伸ばしたのだ。しかし、14番でこの大会2つ目のボギーを叩き18アンダー、その後はすべてパーでホールアウトした。
2位に3打差をつけているシンだが、このコースでは8ストロークぐらい伸ばす選手も現れるので安心できるリードとは言えない。この大会で逃げ切り優勝を飾り、マスターズでは2000年に続き2度目のグリーンジャケットを狙う。
10アンダー単独2位からスタートしたD.クラークも5ストローク伸ばしている。シンと同じく最終組でラウンドしたクラークだが、序盤はシンの快進撃を横目にスコアを伸ばせず我慢のゴルフだった。しかし、後半はスコアを伸ばしシンとの差は1つしか開かなかった。
単独3位にはこの日のベストスコア8アンダー64でラウンドしたJ.Mオラサバルが急浮上してきた。2月のビュイック・インビテーショナルでもその爆発力を発揮し大逆転優勝を果たしたオラサバルだけに、最終日の追い込みも見逃せなくなってきた。
そして、丸山茂樹も4位タイに急浮上してきた。初日片山晋呉とともに9位につけていた丸山は、前日2日目はスコアを1つしか伸ばせず、12位グループに後退していた。しかし、この日の丸山はショット、パットとも好調で6バーディを奪い通算11アンダーまで伸ばした。
「今シーズン、というよりPGAツアーに来て1番いい状態でラウンドできている。欲を言えばもう少しパッティングが入れば・・・」ラウンド中もマルちゃんスマイルがとまらないラウンドだった。首位のシンとは7ストロークの差があるが、最終日もスコアを伸ばし少しでも上の順位を狙ってもらいたい。
一方、日本選手でもう1人予選を通過した片山は、ボギーが先行しこの日はスコアを1つ落としてしまった。通算3アンダーの45位まで後退してしまった。