タイガーの底力、終盤スコアを伸ばしツアー30勝目をあげた
2002/03/18 09:00
米国男子ツアー「ベイヒル・インビテーショナル」最終日、球聖ボビー・ジョーンズの100度目の誕生日に、T.ウッズが記録的な優勝を飾った。
メモリアルトーナメント、NECインビテーショナルに続きこのベイヒルでも大会3連覇の偉業を成し遂げたのだ。これまで、この大会のホスト、アーノルド・パーマーなども2大会で達成していたが、3大会となるとツアー新記録。ウッズはツアー30勝という区切りの優勝を新しい歴史とともに記録した。
2日目に首位に立ちながら、最終日は2オーバーを叩き展開は思わぬ混戦となった。そして、最終日もスタートホールでボギーを叩き、6番を終えて9アンダーで3位に後退した。
追い上げてきたのはA.カブレラとP.ミケルソン。ミケルソンは昨年の大会であと1歩及ばずウッズに敗れている。今シーズンすでに1勝を上げ、今年こそはと順調にスコアを伸ばしたのだが、終盤5ホールで4ボギーを叩くなど力尽きてしまった。
カブレラも最終ホールでトリプルボギーを叩き撃沈。他の選手もウッズに迫りながら失速。6番ホールでイーグルを奪い7アンダーまで伸ばしていたD.デュバルにいたっては、16番で5打目がピンに当たり跳ね返ったボールは池に。このホール9打を費やしてしまった。
2位に入ったのは、昨年11月に行われたワールドカップにニュージーランド代表として日本に来たM.キャンベル。最終18番で深いラフから難しい状況からチップインバーディ、8アンダーグループから1歩抜け出した。
日本勢は丸山茂樹、横尾要がそれぞれ決勝ラウンドに進出した。しかし、最終日は共にスコアを大きく崩してしまった。5アンダーまで伸ばした丸山は貯金を使い果たしイーブンパー31。イーブンからスタートした横尾は4オーバー56位で終了した。