更なる混戦へ、K.トリプレットなど3人がスコアを伸ばして首位に浮上
5日間競技の中日、3日目のラウンドは前日を上回る混戦状態に突入した。2日目に単独首位に立ったルーキーのJ.センデンはタマリスクコースをランドした。13番でバーディを奪ったが、15、17番でボギーを叩きスコアを落としてしまった。しかし、折り返した1番パー5でイーグルを奪い、息を吹き返した。3、4番で連続バーディを奪いこの日は3アンダー、通算18アンダーで4位タイに止まっている。
この日最もスコアを伸ばしたのは、9アンダーをマークした南アフリカ出身のD.パパス。1999年にレギュラーツアーに挑戦したが満足のいく成績を収められず、1年間でバイコムツアーに戻ってしまったパパスだが、昨年は優勝が1回、2位に2回入る活躍をした。さらに、地元南アフリカPGA選手権でも優勝している。
D.パパスに並び首位になったのは8ストローク伸ばしたK.トリプレットとD.ウォルドーフの2人。今年40歳になる2人は、ともに8バーディ、ノーボギーで9位から浮上してきた。昨年は56位に終ったトリプレットだが、この大会では過去上位に入る相性のよさがある。
長期休養明けでいきなり好位置につけていたP.ミケルソンだったが、この日は伸び悩んでしまった。5つのバーディを奪いながらボギーも3つ叩き、2ストロークしか伸ばせず15アンダーで13位まで後退した。
2つ伸ばしても順位を下げてしまう展開の中、日本の横尾要はあろうことか3オーバー75を叩いてしまった。8アンダー34位からスタートした横尾は、スタートホールからボギー先行となった。11番パー5でイーブンに戻したが、その後ボギーを4つ叩いてしまった。
通算5アンダーまでスコアを落とし順位も95位まで急降下。明日4日目の予選最終ラウンドでバーディラッシュをしないと予選通過は難しい状況になってしまった。