2002年 ソニーオープンinハワイ

ついに逃げ切った! J.ケリーが初優勝

2002/01/14 09:00

米国男子ツアー開幕第2戦のソニー・オープンは、最終日も晴天に恵まれた。前日ベストスコアをマークし2位に浮上したD.トムズが優勝争いに絡むかと思われたが、パットが決まらずスコアを落とした。また、2日目に8ストローク伸ばして上位に上がってきたC.ハウエルIIIもスタートの1番ホールでダブルボギーを叩き早々に脱落してしまった。

優勝争いはツアー11勝のベテラン、44歳のJ.クックと初優勝を狙う35歳のJ.ケリーにしぼられた。J.ケリーはこれまで3回、単独首位で最終日を迎えたことがあるのだが、いずれも最終日にスコアを伸ばせず優勝を逃してきた。 昨年3月のプレーヤーズ選手権ではT.ウッズに逆転され、8月のリノ・タホ オープンでは今回優勝争いを行ったクックに交わされ2位となった。

そして今回、1打差で終盤に入り、17番パー3でクックがボギーを叩きケリーが2打リード。しかし、ケリーも同じ17番でカラーから3パットでボギーを叩いてしまった。1つ前の組を行くクックが最終18番パー5で2オンに成功し、バーディを奪い13アンダーでフィニッシュ。対するケリーも2オンし、慎重に2パットでバーディを奪い、両手を高々と突き上げた。

3位には5ストローク伸ばしたJ.D ブレイク。そして、4位にはトムズ、ハウエルと並び、こちらも若手も注目選手M.クーチャーが4日間60台をマークし浮上した。

この最終日はベストスコアが65。日本の田中秀道も65をマークした。前日の後半はボギーが止まらず嫌な展開だったが、この日の田中は落ち着いていた。スタートの1番でボギーを叩いたが、3番から5番ホールまで3連続バーディ。そして、後半もスコアを3つ伸ばして7アンダー17位でシーズン1戦目を終了した。

日本からのスポット参戦組で唯一予選を通過した藤田寛之は、3アンダー38位からスタート。藤田も3番でのボギースタートとなったが、その後バーディを4つ奪い6アンダー23まで順位を上げた。しかし、丸山茂樹は3日目の4ボギー、そして最終日も3ボギーで決勝ラウンドの入り7ストローク落とし70位で終了した。

2002年 ソニーオープンinハワイ