首位との差は縮まらず 田中、丸山が明日逆転優勝を狙う

ミシシッピ州にあるアナンデールゴルフクラブで行われている米国男子ツアーの第39戦『サザンファームビューロクラシック』3日目。優勝の期待がかかる田中秀道と丸山茂樹だが、首位を走るジョン・ヒューストンとの差を詰めることができなかった。

一刻も早く首位を捉えたい田中は、前半2番でバーディを奪い1打差に詰め寄った。しかし4番でボギーを叩いてしまい、首位との差は再び広がってしまった。上位陣が確実にスコアを伸ばす中、喰らいついていきたい田中は、後半11番、13番でバーディ。最終18番で快心のイーグルを奪って、明日に弾みをつける形で3日目を終えた。通算14アンダー首位と2打差につけ、最終日に勝負を懸ける。

復活の兆しが見えてきた丸山は、前半から飛ばしていき3つスコアを伸ばした。続く後半も11番、13番でバーディを奪い、トップに並びかけたが16番で痛恨のダブルボギー。その後17番で1つ取り戻すものの通算12アンダートップと4打差でホールアウト。丸山は今大会でのバーディ数が18回と出場選手中2位にランクインしている。それだけ爆発力を秘めていることから逆転優勝も十分ありえる。

そのほか久保谷健一、貞方章男、横尾要の3人は3日目にスコアを崩してしまった。久保谷と貞方は1アンダー63位タイに後退。横尾は2オーバー71位に低迷した。久保谷と貞方は来年のシード権を確保するため、上位でフィニッシュし賞金を稼いでおきたいところ。最終日の爆発を期待したい。