2003年 フォード選手権

8アンダーのR.パンプリングが首位。丸山は4アンダー9位タイ

2003/03/07 09:00

米国男子ツアー第9戦「フォード選手権」が、フロリダ州マイアミにあるドラールゴルフリゾート&スパ・ブルーコースで開幕した。今週から4試合に渡ってフロリダシリーズがスタートする。その初日、オーストラリアのロッド・パンプリングが8バーディ、ノーボギーで単独首位に立った。1打差の7アンダー2位には、ボブ・ツエーがつけている。

今週行われているフロリダのコースはバミューダ芝が用いられており、先週までとは芝生の質が異なる。グリーン上ではラインを読み間違えたり、芝目で苦戦する選手も目立った。

今週の日本勢は、丸山茂樹田中秀道久保谷健一の3名が出場。貞方章男はウェイティングの4番目に入っていたが、出場のチャンスは巡ってこなかった。日本勢で最もスコアが良かったのは、丸山茂樹だ。7バーディ、3ボギー、バーディの後にボギーを叩く出入りの激しい内容となったが、最終9番パー3では、ティショットをグリーン右サイドに外したが、チップインバーディを奪い9位タイに食い込んでいる。

今シーズン7試合目となる田中秀道は、3バーディ、2ボギーで1アンダー56位。2週連続で予選を通過しているだけに今週も順位を伸ばしてもらいたい。一方、出場5試合で、予選通過が2試合しかない久保谷は、ボギー先行の苦しい立ち上がりとなった。2バーディ、7ボギーにダブルボギーも1つ飛び出し、7オーバー139位。出場選手中下から2番目。ランキング上位の少ない今週こそ、順位を上げてもらいたいのだが。

また、ギャラリーから一段大きな歓声を受けていたのは、ジャック・二クラスだった。4月のマスターズ出場をにらみ、レギュラーツアーに出場してきた帝王が、初日1オーバー97位でラウンドした。10番ホールからスタートした二クラスは、6、7番ホールでスコアを落としたが、8、9番の上がり2ホールを連続バーディでフィニッシュ。今週はタイガーなどスター選手はいないが、その分も二クラスの決勝ラウンド進出に期待が高まる。

2003年 フォード選手権