E.エルスが9アンダー首位タイ、丸山茂樹も7アンダー6位の好スタート!
米国男子ツアーの開幕戦「メルセデス選手権」が、ハワイ州マウイ島にあるザ・プランテーションコースatカパルアで開幕した。タイガー・ウッズ、フィル・ミケルソンを除く2002年の優勝者36名が出場している。組み合わせは、昨年の優勝順。最終戦で優勝したルーク・ドナルドはトップ組。昨年この大会で優勝したセルヒオ・ガルシアは、2戦目のソニー・オープンで優勝したジェリー・ケリーとともに最終組でスタートした。そして日本の丸山茂樹はジンバブエのニック・プライスと同じ組になった。
初日はハワイ特有の強風は吹かず、穏やかな天候で各選手スコアを伸ばすバーディ合戦となった。まず首位に立ったのは、ハワイのコースが得意のジム・フューリック。9番パー5でイーグルを奪い、最終18番パー5を残して9アンダーまで伸ばした。1999年にデビッド・デュバルがマークした10アンダー(63)のコースレコードに並ぶかと思われたが、その最終ホールは2打目でバンカーに入れパーでホールアウト。
そして、終盤スコアを伸ばしたのが南アフリカのアーニー・エルスだった。8番パー3でボギーを叩いたが、2つのイーグルを奪い9アンダーのフューリックを捕えた。ワールドランキング1位、2位が欠場する今大会、エルスがこのままスコアを伸ばすのだろうか。
首位と1打差には、同じ組でラウンドしたクリス・ライリーとジーン・サワーズが並んでいる。互いのバーディに刺激を受ける相乗効果で8アンダーまで伸ばした。サワーズは昨年8月に行われたエアーカナダ選手権で、13年ぶりのツアー3勝目を挙げた。昨シーズンのカムバック賞を受賞している。さらに最終組のジェリー・ケリーも終盤スコアを伸ばし8アンダー3位に食い込んだ。
そして注目の丸山茂樹は、スタートの1番ホールで9メートルのバーディパットを沈めた。そしてショット、パットが噛み合い、4つあるパー5全てを含む7つのホールでバーディを奪った。「パットの調子がいい」と語る丸山は、トラブルに見舞われることも無く、安定したプレーで首位に2打差の6位につけている。
ディフェンディングチャンピオンのセルヒオ・ガルシアは、ショットが安定せず再三に渡ってトラブルショットが要求された。5バーディを奪いながらも3つのボギーで2アンダー止まり。23歳のバースデイはほろ苦い1日となった。