2012年 WGC キャデラック選手権

J.ローズがツアー通算4勝目、R.マキロイは2週連続V逃す! タイガーは棄権

2012/03/12 09:25
逆転でWGC初タイトルを手にしたJ.ローズ(Scott Halleran /Getty Images)

◇世界ゴルフ選手権◇WGCキャデラック選手権 最終日◇TPCブルーモンスターatドラール(フロリダ州)◇7334ヤード(パー72)

イングランドのジャスティン・ローズが、4バーディ、2ボギーとスコアを伸ばし、通算16アンダー、ツアー通算4勝目を飾った。

後続に3打のリードで最終日を迎えたバッバ・ワトソンは幸先良くバーディ発進とするも、序盤に3連続ボギーを叩いて後退。その間、首位を追いかけるローズが2つのバーディを奪って逆転に成功する。ローズは中盤でさらにスコアを伸ばして単独首位をキープ。粘るワトソンを1打差で逃げ切って逆転優勝を飾り、自身初のWGC(世界ゴルフ選手権)タイトルを獲得した。

さらに首位にプレッシャーをかけ続けたのは、3日目に7ストローク伸ばしてトップ10に浮上したロリー・マキロイ(北アイルランド)。この日も12番までに6ストローク伸ばす猛追で、首位と1打差に迫るも終盤に2つのボギーを叩き、通算14アンダーの単独3位でフィニッシュしている。2週連続優勝には届かぬも、「初日、2日目とまずまずの順位だったが、上位争いにも加われ、良いプレーをするチャンスにも恵まれた。今週も良い週だった」と、充実の4日間を振り返った。

通算13アンダーの4位タイにはチャール・シュワルツェル(南アフリカ)、ピーター・ハンソン(スウェーデン)の2選手が並んだ。日本勢では、高山忠洋が通算5オーバーの60位タイ、平塚哲二が通算10オーバーの70位で今大会を終えている。

復活勝利に期待がかかったタイガー・ウッズは左アキレス腱痛のため、12番のティショットを打ち終え棄権。「今朝ウォーミングアップ中に違和感に気付き、プレーを続ける中で痛みが増した」と書面でコメントしている。

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