2012年 ノーザントラストオープン

P.ミケルソンが暫定首位!日本勢は苦戦、遼は暫定55位

2012/02/17 11:29
大会とも相性の良いミケルソンが2週連続優勝に向け最高のスタート

◇米国男子◇ノーザントラストオープン初日◇リビエラCC◇7298ヤード(パー71)

競技は午後5時42分に日没によりサスペンデッド。第1ラウンドの残りは明日の午前7時に再開され、引き続き第2ラウンドが行われる予定。

暫定ながら5アンダー単独首位に立っているのは、6バーディ、1ボギーの「66」でホールアウトしたフィル・ミケルソン。大会3勝目と2週連続優勝に向けて好スタートを切っている。4アンダーの暫定2位タイに、いずれもホールアウトしたJ.B.ホームズハンター・メイハン。米ツアー今季初戦を迎えた昨年の賞金王、ルーク・ドナルド(イングランド)は1アンダーの暫定14位タイでホールアウトしている。

日本勢では、石川遼が2ボギー、バーディ無しの2オーバー暫定55位タイでホールアウト。今田竜二もホールアウトし、4オーバーの暫定101位タイ。最終組からスタートした池田勇太は6ホールを残し、5オーバーの暫定115位タイとしている。

<3勝目を狙うP.ミケルソンが絶好調!>
この大会で2008年、09年と連覇を果たしているフィル・ミケルソンが好スタートを切った。先週は「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」で今季初勝利を挙げ、好調をキープして迎えた初日、6バーディ、1ボギーと安定したゴルフを披露した。大ギャラリーを引き連れてラウンドしたミケルソンは、前半のアウトで2つのバーディを奪うと、距離の短い10番パー4、さらに11番と連続バーディを奪い、ギャラリーの歓声に包まれる。後半の16番でボギーをたたいたが、最終18番は下り10mのバーディパットをねじ込んだ。日没が迫る中で、最高の笑顔でホールアウトするミケルソン。相性も良いコースだけに2日目以降もスコアを伸ばしそうだ。

飛ばし屋のホームズも首位と1打差の暫定2位につけた

<飛ばし屋有利?上位は飛距離自慢がズラリ>
大会初日は飛距離の出る飛ばし屋が上位となっている。暫定首位のミケルソンを筆頭に、4アンダー暫定2位タイにはJ.B.ホームズハンター・メイハンの2人。上位3人は、風が少し穏やかになり始めてからスタートした午後組の選手たちだ。バッバ・ワトソンも中盤まで4アンダーとスコアを伸ばしていた。ところがワトソンは後半にボギーを3つたたき1アンダーの暫定14位タイまで後退。午前スタートのワトソンは風の影響をまともに受けてしまいスコアを崩すことになった。

短いパットを外し思わず頭をかく石川遼

<耐えるゴルフがしきれず2ボギーの石川遼
風の中で絶えるゴルフをしていた石川遼も、後半のアウトに2つのボギーをたたき2オーバーの暫定55位となった。10番からスタートした石川は12番ではグリーン左手前の深いラフに捕まり、14番(パー3)では2打目のアプローチがピンを5mもオーバーするピンチとなったが、この2ホールはパーをセーブ。その勢いでバーディを奪いたいところだったが、その後は短いパッティングを決めることができず、バーディを1つも奪えずホールアウトすることになった。

初日、難関の最終ホール(パー4)の平均スコアは4.52だった。バードはここでボギーとした
地元UCLAゴルフ部に所属。昨年の全米オープンでローアマに輝いた人気選手だ
今年からシャフトだけでなくドライバーヘッドもピンク色に
今週、テーラーメイド契約選手のキャップはハートマークの特別バージョン!
18番ホールのダブルボギーは惜しいが、4アンダーで暫定2位タイにつけた
天気晴朗なれど風強し、となった初日。たくさんのギャラリーが詰め掛けた
前半はパープレーで耐えて笑顔も覗かせたが、後半に崩れてしまった
強風にも翻弄されて我慢のゴルフが続く。大目標はマスターズ出場だ
1オンも可能な10番パー4のワナにはまり、このホールトリプルボギーとした
スネデカー(左)に逆転負けした翌週に優勝したスタンリー(中)と、スタンリーを励ましたミケルソン(右)というペアリング

2012年 ノーザントラストオープン