2011年 WGC HSBCチャンピオンズ

F.ヤコブソンが首位浮上 池田ら日本勢は苦戦

2011/11/04 17:16

◇世界ゴルフ選手権◇WGC HSBCチャンピオンズ2日目◇シャーシャンインターナショナルGC(中国)◇7,143ヤード(パー72)

5アンダーの2位から出たスウェーデンのフレドリック・ヤコブソンが6バーディ、ノーボギーの「66」をマークして通算11アンダーとし単独首位に浮上した。1打差の2位には昨年の全英オープン王者ルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)と、8月の「ブリヂストンインビテーショナル」に続くWGC連勝を狙うアダム・スコット(オーストラリア)がつけている。

初日単独首位で発進したキーガン・ブラッドリーはスコアを2ストローク伸ばすにとどまり、通算9アンダーの4位に後退。マーティン・カイマー(ドイツ)、リー・ウェストウッド(イングランド)は7アンダーの7位タイグループにつけている。

欧州ツアーの賞金ランキングでルーク・ドナルド(イングランド)に次ぐ2位につけているロリー・マキロイ(北アイルランド)は通算5アンダー。マスターズチャンピオンのチャール・シュワルツェル(南アフリカ)、スペインの飛ばし屋アルバロ・キロスらと並んで17位タイから逆転を狙っていく。

日本勢は通算3アンダー、30位タイの池田勇太が最高位。2日目の池田は2バーディ、1ボギーの「71」で18位タイから後退した。アジアンツアー賞金王を狙う平塚哲二はスコアを2つ伸ばして通算2アンダーの34位タイ。松村道央藤田寛之は揃って通算1オーバーの53位となった。

今大会は予選落ちが無く、全選手が4ラウンドを戦うが、イタリアの神童マッテオ・マナッセロは通算9オーバーの78位で単独最下位。残り2日間での巻き返しが期待される。

<日本勢のコメント>

池田勇太
「決して調子は良くないけど、なんとか粘ってやっているという感じ。今日は午前中からなかなかパットが決まらずこらえながらやっていたけど、最後だけ(18番で池ポチャからボギー)。今日は上がりが悪すぎる。本当にそこまでは調子よくないながらも2日間もっている。残り2日は自分との戦い」

平塚哲二
「今日もボロボロ。それは変わらず。もう今日は、まぐれです。(復調の兆しは?)まったくないです。(コースはタフ?)そんなこともない。まあ、長いところもあるけどね。去年も回っているし、コースは分かっている。今日もこれからまたしっかり練習します」

藤田寛之
「無難に1日を過ごした感じですね。本当は60台出したいんですけどね。今日は出だしからつまずいて…。上位に行くには、60台が必要。でも簡単には60台は出しにくい。そのためには、もう少しショットの精度が良くならないと。このコースでは日本以上にそれが求められてくる。もっとバーディチャンス多くしていきたい」

2011年 WGC HSBCチャンピオンズ