2011年 ノーザントラストオープン

A.バデリーが4年ぶりの勝利!池田は62位タイ

2011/02/21 09:12
4年ぶりとなる米ツアー制覇を遂げたA.バデリー (Stephen Dunn/Getty Images)

カリフォルニア州のリビエラCCで開催されている、米国PGAツアーの第7戦「ノーザントラストオープン」の最終日は、朝から快晴で風も穏やかな1日になった。通算10アンダー単独首位でスタートしたアーロン・バデリー(オーストラリア)が、スコアを2つ伸ばして通算12アンダーで優勝を果たした。2007年の「FBRオープン」以来4年ぶりのツアー3勝目となった。

首位と1打差の通算9アンダー2位タイからスタートしたフレッド・カプルスは、スタートから3連続バーディを奪い単独首位に浮上。地元ファンの大熱狂に包まれたが、6番パー3でボギーを叩くと、続く7番ではダブルボギー。結局通算7アンダーの7位タイ、1992年大会以来19年ぶりの大会制覇はできなかった。

同じく2位タイからツアー初優勝を狙ったケビン・ナは、序盤からボギー、バーディを繰り返す慌ただしいゴルフに。それでも、後半は粘りのゴルフを見せて17番で4mのバーディパットを決めて通算9アンダーの単独3位となる。

通算10アンダーの単独2位に食い込んだのは、フィジーのビジェイ・シン。中盤の12番、13番で連続ボギーを叩くが、5つのバーディを奪ったビジェイが、2週間前の「フェニックスオープン」での3位を上回る成績を上げ、好調ぶりを披露した。

そして、日本人選手3名が出場した今大会で唯一決勝ラウンドに残った池田勇太。通算5オーバーの71位タイからスタートし、この日はスコアを伸ばした。13番、15番でボギーが先行するものの、16番、17番で連続バーディを奪うと、後半の1番、2番で再び連続バーディ。

4番でボギーを叩き、迎えた最終9番パー4。これまで3ラウンド全てで最終ホールにボギーを叩いてきたが、この日はピン右奥に2オンさせると、下り5mのバーディパットを決めて右手を握り締めるガッツポーズ。スコアを2つ伸ばして通算3オーバーの62位タイで4日間の戦いを終えた。

惜しくもバーディパットを外し悔しがるバデリー。この日はショットが完璧だった
まもなく48歳のビジェイ・シンが通算10アンダーの単独2位に食い込んだ
ブンブン丸は健在!51歳にしてこのスイング、飛距離も若手に負けていません
高低差20m、1番ティグラウンドは4階建ての屋上ほどの高さからの打ち下ろし
「歯につまっちゃったよ」「俺はいつもコレだよ、ティペグさ」
相変わらずの全身オレンジ、人気も相変わらずで多くのギャラリーを引き連れて歩く
アーロン・バデリーを応援する少女たち。手作りってところが愛情こもっていてgood!
現在FedEx Cupポイント3位のベガス。地元読みだと「ジョナタン」となるそうです
昨夜の豪雨から一気に晴れたからでしょうか、コース内に水蒸気が沸きあがりました
あそこに怖いオジさんがいるから。ではなくプレーが始まるから「しー」です

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