2009年 トランジションズ選手権

石川遼は前半に大きく崩れ、64位タイに後退

2009/03/22 11:37
後半に巻き返したものの、前半の崩れが響き64位タイに後退した石川遼

フロリダ州のイニスブルックリゾート&GCで開催されている、米国男子ツアー第11戦「トランジションズ選手権」の3日目。連日の快晴に恵まれる中、通算イーブンパーの39位タイからスタートした石川遼は、この日3バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの「75」(パー71)と4ストローク落とし、通算4オーバーの64位タイに後退した。

「アイアンの距離感が合っていなかった」という石川。1番からスタートした前半は、グリーンを外してパーオンに失敗し、アプローチで寄せきれない展開が続き、2番、4番、さらには5番、6番と同じような内容でボギーを重ねる。9番では3パットによるダブルボギーを叩き、前半だけで6ストローク落とす厳しい流れに。

それでも後半に入ると復調し、11番、14番のパー5で確実にバーディ奪取。さらに17番パー3では7メートルのバーディパットを沈めてギャラリーを沸かす見せ場を作った。後半は良い流れを築けただけに、明日の最終日のプレーに注目したいところだ。

優勝争いでは、ベテランのトム・レーマンが通算8アンダーで単独首位に浮上。レティーフ・グーセンが1打差の単独2位、トレバー・イメルマンらが3打差の3位タイ。優勝候補の一角を担う南アフリカ勢が追い上げている。また、今田竜二は2バーディ、4ボギーとスコアを落とし、通算3オーバーの60位タイに後退している。

2009年 トランジションズ選手権