丸山、連覇の夢破れる!ガイバーガーが史上初親子制覇達成
ノースカロライナ州のフォレストオークスカントリークラブで開催されている、米国男子ツアーの第41戦「クライスラークラシック of グリーンズボロ」の最終日。3日間を終えた時点で上位は大混戦。大会連覇の期待がかかる丸山は、首位と2打差の7位タイ、メジャーチャンプのデビッド・トムズは首位と1打差の3位タイからスタートした。
丸山は序盤の2、3番でバーディを奪い絶好のスタートを切った。だが、続く4、5、7番でボギーををたたいてしまい、前半は波に乗ることができず我慢のゴルフを強いられる。後半に入っても悪い流れを断ち切ることができず、この日2オーバーの通算8アンダー19位タイで競技を終えた。次週は3年ぶりに日本ツアーへの参戦を予定している。
また、優勝候補に挙げられていたトムズは、前半3つスコアを伸ばして首位を追走。しかし、後半は伸び悩んでしまい、通算14アンダーの4位タイでホールアウトした。
優勝したのは、ツアー史上初親子で同大会制覇を達成した36歳のブレント・ガイバーガー。首位スタートのガイバーガーは、出だしの1、2番で連続バーディを奪うなど前半で5つスコアを伸ばして後続を大きく引き離す。
ガイバーガーは大量リードを生かして通算18アンダーで逃げ切り優勝。1999年「キヤノングレーターハートフォードオープン」以来、ツアー通算2勝目を飾った。父親のアル・ガイバーガーは28年前の1976年に同大会をグリーンズボロで優勝している。
ブレント・ガイバーガー
「まさか優勝できるとは思ってもいなかったのでとても嬉しいです。ここ2ヶ月位調子が良くなっていたので、いつかはいい成績が残せるだろうと思っていました。トップ25位ではそこそこの賞金が手に入りますが賞金ランキングでの順位がそれほど上がらないので、このあたりで上位フィニッシュがしたいと思っていました。今週は4日間いいゴルフができ、思った以上の結果となりました。本当に嬉しいです。
「(1976年に父・アルがこの大会で優勝しているので)父は私以上に喜んでくれているかもしれませんね。父の名前が刻まれた優勝トロフィーに自分の名前が刻まれるなんて嬉しいですね。本当に記念すべき優勝になりました」(ザ・ゴルフ・チャンネル)