石川遼、注目のPGAデビューは暫定114位タイ
米国男子ツアー第7戦「ノーザントラストオープン」が、カリフォルニア州にあるリビエラCCで開幕した。今週の初めは雨が降り、寒い日が続いていたが、大会の幕開けと共に明るい太陽も戻ってきた。
今大会がPGAツアーのデビュー戦となる注目の石川遼は、8時45分に1番からスタート。1番でバーディを奪ったものの、続く2番でボギーを叩いてしまう。「1番から18番まで緊張したまま18ホールを回ってしまった」と、本来の力を出し切れず、結局この日は2バーディ2ボギー1ダブルボギーの「73」。日没サスペンデッドとなった為、順位は暫定ながら、通算2オーバーの114位タイで初日を終えている。
暫定ながら通算8アンダーで単独首位に立っているのは、ディフェンディングチャンピオンのフィル・ミケルソン。南カリフォルニアで生まれ育ったミケルソンは、このコースで使われているポアナ芝のグリーンと、キクユ芝のラフには慣れており、「子供の頃からこの芝でプレーしていることが、アドバンテージになっている」と余裕の表情。315ヤードの10番パー4では、ドライバーでのティショットがグリーンオーバーしたが、得意のロブショットで1.8mにつけてバーディを奪うなど、この日は8バーディノーボギーの会心のラウンドだった。
通算7アンダーで暫定単独2位に続くのは、スコット・マッキャロン。通算5アンダーの暫定3位タイグループには、ジム・フューリック、ルーク・ドナルド(イングランド)、崔京周(韓国)ら、7人がつけている。
先週は1週間休みを入れ、「あまり球を打たずに、鏡の前でスイングチェックをしたりしたのが良かった」と、ショットが好調だった今田竜二は、通算4アンダーの暫定10位タイと好スタートを切っている。また、先週10位に入った丸山茂樹も通算1アンダーの暫定53位タイとまずまずの出足を見せている。