米国選抜がリードを広げる!石川は再びタイガーに敗戦
米国カリフォルニア州にあるハーディングパークGCで行われている米国選抜vs国際選抜の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」の3日目、一日中灰色の雲に覆われて気温も下がり、肌寒い中で午前はフォアサムマッチ5試合、午後はフォアボールマッチ5試合の計10試合が行われた。
午前は米国選抜が優勢に試合を進める。第1試合は、P.ミケルソン&S.オヘアー組がR.グーセン&C.ビジェガス組に5&3で勝利。続く第2試合もJ.レナード&J.フューリック組がE.エルス&A.スコット組に勝利と米国選抜がポイントを重ねる。
続く、S.シンク&H.メイハン組とR.アレンビー&V.シン組は引き分けに終わったが、第4試合でT.ウッズ&S.ストリッカー組がM.ウィア&G.オギルビー組に最終ホールのイーグルで1upの逆転勝利。続く第5試合で石川遼&Y.E.ヤン組が、K.ペリー&Z.ジョンソン組を3&2で破ったのが、国際選抜の唯一の勝利だった。
午後のフォアボールマッチでは、石川&ヤン組がここまで3戦全勝のウッズ&ストリッカー組と激突。4番で石川がバーディを奪うなど、序盤は互角の戦いを見せていたが、5番からストリーカーのパットが冴え渡り、12番までに4連続を含む7バーディを奪う快進撃。一気に6アップとし、13番がドーミーホールとなった。
しかし、このホールでヤンが5mのバーディパットを沈めて勝負を次のホールへと持ち越すと、続く14番パー3では石川が1mを沈めてバーディ、続く15番では段の上から8mのバーディパットを沈めてタイガーの前で雄叫びを上げた。16番では堪忍袋の緒が切れたかのようにタイガーが石川を50ヤード近くオーバードライブし、2打目でピンそば1.5mにつける。石川も7mのバーディチャンスにつけたが、これが外れるとタイガーのパットをコンシードし、4&2で勝負は決した。
午後のマッチは2勝2敗1分で、通算成績は米国選抜が12.5ポイント、国際選抜が9.5ポイント。明日はシングルス12試合が組まれており、勝負の行方は最後まで分からない。