2009年 ザ・プレジデンツカップ

米国選抜がリードを広げる!石川は再びタイガーに敗戦

2009/10/11 11:18
15番、タイガーの前でバーディを奪い雄叫びを上げる石川遼

米国カリフォルニア州にあるハーディングパークGCで行われている米国選抜vs国際選抜の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」の3日目、一日中灰色の雲に覆われて気温も下がり、肌寒い中で午前はフォアサムマッチ5試合、午後はフォアボールマッチ5試合の計10試合が行われた。

午前は米国選抜が優勢に試合を進める。第1試合は、P.ミケルソンS.オヘアー組がR.グーセンC.ビジェガス組に5&3で勝利。続く第2試合もJ.レナードJ.フューリック組がE.エルスA.スコット組に勝利と米国選抜がポイントを重ねる。

続く、S.シンクH.メイハン組とR.アレンビーV.シン組は引き分けに終わったが、第4試合でT.ウッズS.ストリッカー組がM.ウィアG.オギルビー組に最終ホールのイーグルで1upの逆転勝利。続く第5試合で石川遼Y.E.ヤン組が、K.ペリーZ.ジョンソン組を3&2で破ったのが、国際選抜の唯一の勝利だった。

午後のフォアボールマッチでは、石川&ヤン組がここまで3戦全勝のウッズ&ストリッカー組と激突。4番で石川がバーディを奪うなど、序盤は互角の戦いを見せていたが、5番からストリーカーのパットが冴え渡り、12番までに4連続を含む7バーディを奪う快進撃。一気に6アップとし、13番がドーミーホールとなった。

しかし、このホールでヤンが5mのバーディパットを沈めて勝負を次のホールへと持ち越すと、続く14番パー3では石川が1mを沈めてバーディ、続く15番では段の上から8mのバーディパットを沈めてタイガーの前で雄叫びを上げた。16番では堪忍袋の緒が切れたかのようにタイガーが石川を50ヤード近くオーバードライブし、2打目でピンそば1.5mにつける。石川も7mのバーディチャンスにつけたが、これが外れるとタイガーのパットをコンシードし、4&2で勝負は決した。

午後のマッチは2勝2敗1分で、通算成績は米国選抜が12.5ポイント、国際選抜が9.5ポイント。明日はシングルス12試合が組まれており、勝負の行方は最後まで分からない。

キャプテンのG.ノーマンも、遼くんのヘッドカバーに興味津々。ラウンド中に手にとって観察してました
V.シンにアドバイスするG.ノーマン。1点がほしいキャプテンの必死さが伝わってくる
ティマーカーは優勝カップ(プレジデンツカップ)の形。ちゃんと大会名も入ってます
人気の組には大勢のギャラリーが何重もの人垣を作る。いろんな工夫で観戦中
今日はあまりパットの調子が良くなかったタイガー。入りそうで、入らない…
午前のマッチ、タイガーの組は苦戦したが、最後に逆転勝利した。必死の応援が通じた?
午後のマッチ、最初のドーミーホールとなった13番ホールで、ヤンがバーディを決めた。石川は肩を揉んでお礼
午後のマッチの開始前、こぶしをぶつけて気合を入れ合うタイガーとストリッカー
国際チームのバッグには、底の部分にキャディの名前が入っている
大会史上、3日目まで全勝なのはこれまで丸山とオメーラのみ。今日、タイガーとストリッカーが記録に加わった
日中の気温は15度。夕方は12度前後と冷え込んだ。しかし、ミケルソンだけは最後まで半袖でプレーした
林の中からでも弾道を自在に操り、脱出口を探し当てる。これがタイガーの真骨頂
米国チームの奥さんたちがかぶっているおそろいの帽子は、SFジャイアンツのワッペンが付いていてオシャレ

2009年 ザ・プレジデンツカップ