女子ツアーではちょっとレア! 西郷真央、こだわりのパターは全米OP覇者と同モデル
◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 最終日(3日)◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6590yd(パー72)
3日目から独走に入った西郷真央が完全勝利を決めた。3勝目をともにした14本は、ここまでの2勝から変わっていない。
葛城ではショートゲームが冴えた4日間だった。初日から好調だったパターも3日目の好スコアに貢献。第3ラウンドのパット数は単独1位の「25」をマーク。「ロングパットが決まって気持ちが楽になった」と、9番では13mをねじ込んで流れを作り、6打差をつけて単独首位に立った。
「不安要素が出ることなくプレーできた」というパターを支えたのは、昨年から投入している『オデッセイ ホワイトホットOG ロッシー』。ヘッドの3本線は、オリジナルの2本線から中央のラインを加えた西郷仕様だ。「ボールの線が合わせられるグリーン上だったらいいんですが、(2本だと)カラーなどはイメージが出にくくなるので、真っ直ぐの線を入れてもらっています」と愛用している。
同モデルのヘッドは女子ツアーでは使用選手が少なく、以前は大山志保、今大会の出場者では河本結が使っていた。海外では、ジョン・ラーム(スペイン)がショートスラントネックの『オデッセイ ホワイトホット OG ロッシーS パター』を使用して昨年「全米オープン」を制覇した。
4日付の世界ランキングで25位となった西郷は、同ランクで75位以内に与えられる海外メジャー「全米女子オープン」(6月2~5日/ノースカロライナ州・パインニードルズ・ロッジ&GC)出場資格を得た。「もともと海外メジャー出場が目標だったので、挑戦したい」と、信頼の厚い14本が米国でも活躍してくれそうだ。
<最終日に使用したクラブセッティング>
ドライバー:ミズノ ST-X 220(10.5度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLUE(硬さ5-S、45.75インチ)
フェアウェイウッド:ピン G425 MAX(3番14.5度、5番17.5度)
ユーティリティ:ピン G425 ハイブリッド(4番22度、5番26度)
アイアン:ミズノ JPX921 FORGED(6番~PW)
ウェッジ:ミズノプロ S18 ウェッジ(50度、54度、58度)
パター:オデッセイ ホワイトホットOG ロッシー
ボール:ブリヂストン ツアーB XS