きっかけは1年前の優勝パター 稲見萌寧の優勝ギア
◇国内女子メジャー◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 最終日(12日)◇静ヒルズCC (茨城県)◇6680yd(パー72)
大会最少ストローク(269/-19)で自身初のメジャータイトル(今季8勝目)を獲得した稲見萌寧。JFE瀬戸内海GCで行われた昨年大会で優勝した永峰咲希が「テーラーメイド トラス TB1 トラスヒール パター」を使っていたことがきっかけで、稲見も同じパターを手にしたという。
昨季の平均パット数(パーオン時)は1.8312で43位。今季ここまでは1.7645で全体2位と数字は大きく改善しているが、日本女子プロゴルフ協会が発表する同スタッツは、ショットがピンからどれだけの距離についたかは考慮されていないので、ショットがより近くに付くようになって1パットが増えたのか、同じ距離から入る確率が上がったのかは定かではない。
それでも、この週はショートパットも、ミドルパットもよく決まっていた。最終日に同組で回った西郷真央は「私が決められなかったような距離のバーディパットをすごく決められていた」と、その差を肌で感じていた。
「パターは比較的、4日間それなりに入ってくれた」というのが稲見の自己評価。持ち球であるフェードボールに磨きをかけ、「パターを替えて良くなった」と課題のパッティングも着実に向上中。国内ツアーは残り11戦。稲見の目指すゴルフがどんな高みにたどり着くのか注目だ。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:キャロウェイ マーベリック サブゼロ ドライバー(10.5度)
シャフト:UST マミヤ The ATTAS 5(硬さS)
フェアウェイウッド:ダンロップ スリクソンZX フェアウェイウッド(3番15度)
ユーティリティ:ダンロップ スリクソン ZX ハイブリッド(3番19度、4番22度、5番25度)
アイアン:テーラーメイド P770 アイアン(5番~PW)
ウェッジ:タイトリスト ボーケイ SM8 ウェッジ(52度、58度)
パター:テーラーメイド トラス TB1 トラスヒール パター
ボール:ブリヂストン ツアーB XS ボール