痛恨ボギーから勝利を決めたバウンスバック 桂川有人の優勝ギア
◇国内男子◇ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント! 最終日(24日)◇PGM石岡GC(茨城)◇7071yd(パー71)
首位タイから出た桂川有人がツアー初優勝を飾った。優勝スコアは通算24アンダーというバーディ合戦。最終日は好調だったが、終盤に入るとヒヤヒヤだった。
6バーディを奪った前半は、「パターが入るイメージが出ていた」とチャンスを外さなかった。9番で9mをねじ込み単独首位でバックナインに突入したが、15番までパーが続く。16番では「手が震えて、ミスパットになってしまった」と1mから3パットをたたいてボギーで後退、ここで通算23アンダーで星野陸也に並ばれた。
残り2ホール、痛恨のボギーにも17番のティに立つ頃には切り替えはできていた。155ydのパー3、先に打った同組の大西魁斗が9Iでショートしたのを見て、三谷拓斗キャディと話して8Iに持ち替えた。「バンカーすれすれに行ったので緊張したけど、行くしかないという気持ちだった」と打ったティショットは1.5mに1オン。チャンスをしっかり沈めてバーディを奪い、再び単独トップに抜け出した。
18番をパーで締めて、7バーディ、1ボギーの「65」でフィニッシュ。通算24アンダーでバーディ合戦を制し、「2位が続いていたのでやっと優勝できた。本当にうれしいです」とほっとした笑顔を見せた。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:スリクソン Z785(9.5度)
シャフト:三菱ケミカル ディアマナ PD 60X(長さ44.75インチ)
フェアウェイウッド:コブラ キング RADSPEED ツアー(3番13.5度)、キャロウェイ ローグST トリプルダイヤモンド(5番18度)
アイアン:スリクソン ZX5(4番)、スリクソン Z-フォージド(5番~PW)
ウェッジ:クリーブランド RTX ZIPCORE(50、54度)、クリーブランド RTX FULL-FACE(58度)
パター:オデッセイ ホワイトホットOG #7パター
ボール:スリクソン Zスター ダイヤモンド