週刊GD

パットは「振り子」か「スライド」か……それが問題だ

2013/03/17 09:58

「週刊ゴルフダイジェスト」連載「考えないパッティング。」(3月26日号)より

ショートパットは絶対に入れたい。そのためにはストロークをシステム化して狙いに真っすぐ打ち出せるようにしておきたいものだ

パターはもっともメンタルに影響されやすいショットです。特に3歩未満の距離のショートパットは動きが繊細なぶん、しびれて引っかけ・押し出しやすいので、システム化して「鈍感」に打った方が狙ったところに真っ直ぐ打てるのです。では、具体的にどう打てばいいかを説明しましょう。

まず、ストロークは大きく分けて2システムあることを念頭において下さい。特徴を簡単に説明すると次のとおりです。

首のつけ根(背中側)とグリップエンドを支点にして、パターを振り子のように使う「ペンデュラムストローク」(以下、ペンシステム)。ストローク中、グリップエンドは終始体の中央を指したままの状態で、フェースの開閉を少なくストレート・トゥ・ストレート軌道でヘッドを動かします。左右対称にストロークが大きくなるのも特徴です。

同じく支点は首のつけ根(背中側)ですが、インパクトゾーンでグリップエンドを飛球方向に平行移動させるように動かす「スライドストローク(以下、スライドシステム)」。バックスウィングはややインサイドに引かれますが、クラブをスライドさせるぶん、インパクトゾーンはストレート軌道になります。バックスウィングに比べフォローが大きくなります。

典型的な選手を挙げると、ペンシステムは宮里藍アニカ・ソレンスタム、スライドシステムはフィル・ミケルソン。もちろん、どちらがより正確ということはありません。ふたつのシステムを試し、しっくりくるほうを選べばいいでしょう。ただし、パターヘッドや構え方との相性があるので、その組み合わせを間違えないのがポイントです。

●石井忍(いしいしのぶ)/ツアープロ。近年はプロコーチとして諸藤将次金田久美子などを教える。日本初のショートゲーム専門プロコーチ。