週刊GD

藤田寛之、マスターズ制覇のカギは「小さなスウィング」!?

2013/01/08 16:28

「週刊ゴルフダイジェスト」(1月22日号)より

「常に体の正面に腕とクラブがある。これが基本です」と藤田

アマチュアゴルファーの多くは、練習場で常にフルショットでボールを打っている。しかし、プロやトップアマ、シングルさんに聞くと、「小さなスウィング」の練習で体の使い方を知ることがスコアアップの近道となる、と語る人が多い。なんとなく効果がありそうなことはわかっているのだが、それは何故なのだろう。

まずはこの人に聞いてみよう。2012年日本ツアーの賞金王で、4月のマスターズでの活躍も期待される藤田寛之だ。彼は「小さなスウィング」を賞金王になる前からずっと愚直に取り組んできた。

「30ヤードのアプローチ。これがドライバーまですべてのスウィングの原点です。インパクトでボールをスクェアにとらえる感覚を、この最小の振り幅で、体を使ったスウィングで覚えるんです。両わきを締め、トップ、フィニッシュで体を左右対称となるように入れ替える。そのなかでフェース面をスクェアに保ってボールを目標に飛ばすんです。ボールを曲げる球筋の作り方も練習できます。フェースを目標に向けたままスタンスやスウィング軌道を変え、ドロー、フェードと打ち分けます」

ツアー通算8勝の鈴木亨もこう話す。

「スウィングにはその人の感性が入るものですが、この小さいスウィングには、その感性が入る余地がない。だから、これをベースにして、感性、つまり応用を入れていくわけです。応用が基礎より先ということはありません」

他にも多くのツアープロやコーチ、トップアマが絶賛する「小さなスウィング」の効用。その練習で意識するポイントを、テレビ解説者としてもおなじみのタケ小山プロが教えてくれた。

「調子をキープするには小さいショット練習ですよ。ドライバー、とくにフルショットは練習しないほうがいいというのが僕の持論。僕はバックスウィングで大胸筋のあたりにクラブがくるくらいの振り幅で練習しています。58度のウェッジでちょうど60ヤードくらい。距離感の確認にもなりますし、胸から腕が外れると球が曲がるので、それらが同調して動いているかの確認にもなるんです。それに、小さなスウィングって、体の大きな筋肉や体幹を使わないとそもそも打てないわけだから、スウィングはどこを使うべきなのかの確認にもなるんですよね。こういう練習ばかりやっていると球を打つ機会やラウンドする機会が減っても技術は落ちないものなんです」

他にも、様々な練習ポイントがあるようだから、練習時間があまりとれないアマチュアゴルファーこそ、「小さなスウィング」練習法を学んで、コツコツ練習すべし!