2015年 タイランドゴルフ選手権

片山晋呉は1ランク↑の60位 「マスターズ」は遠く/男子世界ランク

2015/12/15 07:30
「タイランドゴルフ選手権」で13位と健闘したが、1ランクの浮上に留まった片山晋呉 ※画像は大会提供

主要ツアーの中で前週唯一の開催となったアジアンツアー「タイランドゴルフ選手権」はジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)が優勝。同ツアーにおいて通常競技の優勝者に付与される世界ランクポイントは14ptとされるが、バッバ・ワトソン(アメリカ)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)ら世界ランク上位勢がフィールドに名を連ねた結果、ドナルドソンに34ptが配分された。ランクは68位から43位に浮上し、2015年末時点の同50位以内に与えられる来年「マスターズ」出場権の確保へ大きく前進した。

「マスターズ」出場権を視野に入れて日本ツアーから参戦した片山晋呉キム・キョンテ(韓国)は、同大会をそれぞれ13位、予選落ちで終了。世界ランクで片山は1ランクアップ止まりの60位、キムは1ランクダウンの59位となり、ともに年内に「マスターズ」出場を決めることは絶望的となった。

同大会で4位に入った韓国のアン・ビョンフンは前週32位から28位に浮上。昨年末179位だった世界ランクは1年間で急上昇し、ついにトップ30入りを果たした。1991年生まれの24歳で松山英樹石川遼と同学年であり、誕生日は石川と同じ9月17日。「マスターズ」出場となれば、アマチュアで出場した10年以来2度目となる。母国の代表争いでトップを走るリオデジャネイロ五輪も含め、16年は大舞台で注目の存在となりそうだ。

2015年 タイランドゴルフ選手権