石川遼は17位浮上も予断許さず

米オハイオ州のオハイオ州立大学 GCスカーレットコース（7,141ヤード、パー72）で開催されている、米国PGAツアーと下部ツアーの入れ替え戦・ウェブドットコムツアーファイナル（全4戦）の第3戦「ネイションワイド チルドレンズホスピタル選手権」。41位タイで決勝ラウンドを迎えた石川遼が、スコアを2つ伸ばして通算1アンダーの17位タイに浮上した。

4番パー5でバーディを先行するが、続く5番、さらに10番、11番とボギーをたたき、一時は3オーバーまで後退。しかし、12番、13番と連続バーディを奪うと、終盤に入って16番、最終18番と4つのバーディを奪い、苦しい展開を耐えてしぶとくスコアを伸ばした。

首位とは9打差が開いているが、残り「25」枠の来季のレギュラーツアーシードをかけた全4戦の賞金レースという視点では、最終戦を前に少しでも順位を上げてアドバンテージを築いておきたいところ。今大会は3日目を終えて石川よりも上位が、前2戦での賞金ランキングが下の選手ばかりのため、このままいくとランキングを少し下げる計算となる。石川は現在ランキング12位で、すでに来季シードを確定させている下部ツアーのトップ25選手を除いた順位だと「7」番目につけている。

首位は、賞金ランキング17位のノ・スンヨル（韓国）。この日は1ストローク伸ばすにとどまったが通算10アンダーとし、2位に3打差をつけた。優勝すると、賞金ランキングでもトップに立つ。