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ウィルソンが来年1月にFGツアー V4を発売

2014/11/09 09:40

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM

ケビン・ストリールマンはFGツアー V4にアイアンを替えた(Ross Kinnaird/Getty Images)

ケビン・ストリールマンは、2年連続のPGAツアー優勝と獲得賞金200万ドル突破を受け、オフシーズンにクラブ変更を決行。「フライズドットコムオープン」で信頼していたウィルソンスタッフ FGツアー V2アイアンから、間もなくリリースされるFGツアー V4に変えた。

2012年の発売以降、FGツアー V2アイアンを使ってきたストリールマンは、定期的にクラブを変える選手ではないが、プロトタイプのテスト過程の初期段階でニューアイアンはバッグに入れる価値があることは分かっていたという。

「昨年、手にした最初のプロトタイプで、良い方向に向かう調整をしていることが確認できた」とストリールマン。「話し合ってきたV2の変更点が、V4に反映されている」。

V2とV4の注目すべき相違点は、V4には3番から7番まで18グラムのタングステンをソールに配置し、低重心を実現して、スピン量を変えることなく打ち出し角を高くしたこと。低重心にしたことで、弾道の頂点が高くなり、グリーンにボールが向かう際の落下角が急になるのだ。

そして、FGツアー 100、M3、V4という同社のプロトタイプアイアン数モデルのフィードバックとテストを通じて、芝に対する振り抜けを良くするためソール形状を改良。フェース上部も11%薄くしたことで、ヘッドのトゥとヒール方向に余った重量を再配分し、芯に当たらなかったときの安定性と許容性を向上させている。

ウィルソンゴルフのグローバルディレクター・オブ・イノベーションを務めるマイケル・ルスカ氏は「ニューモデルのV4アイアンは、はっきりした見た目の印象と、我々のツアースタッフが求める仕様-それは彼らの直近の好意的な反応に基づいているのですが-それらを継続することが重要で、我々はそれを達成しました」と話した。「しかしながら、最も重要なゴールは、特に操作性、多様性、適正弾道に関し、我々のすばらしい鍛造アイアンの伝統の上で、革新と改善をやり続けることなのです」。

V4アイアンは、8620カーボンスティールを使用し、精密ミーリングされた溝とツアー選手が好むミラー・ニッケルクロームのフィニッシュが特徴。トゥルーテンパーのダイナミックゴールド PROシャフトを装着し、2015年1月15日から900ドルで販売される。

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