上田桃子が即決で実戦投入 キャロウェイゴルフの最新1Wが登場
一目惚れの実戦投入だった。キャロウェイゴルフと契約する上田桃子が国内女子ツアー「マンシングウェアレディース東海クラシック」で、10月16日発売予定の最新ドライバー『ビッグバーサ アルファ 816 ダブルダイヤモンド ドライバー』を初使用した。首位と4打差の通算8アンダー、8位と上々の位置で3日間を終え「ドライバーはすごく良かったです」と好感触を口にした。
初めて手にしたのは開幕2日前の水曜日。「顔と打感、インパクトのつかまり。この3つがビタッと来た感じ」。クラブを替える際は時間をかけて、じっくりと性能を見極めるタイプ。自ら“メーカー泣かせ”を自称する上田には珍しく、即座に実戦投入を決めたという。キャロウェイゴルフのツアー担当者も「普段なら2、3週間は時間をかけるのに、これだけパッと替えたのは初めてかもしれない」と驚くほどの即決だった。
「風に強い球が好き」という上田にとって弾道も理想的だった。「前に使っていたドライバーよりも回転数が200回転くらい減って2300回転くらい。風が強いときにも生きてくれる」と適度なスピン量に抑えられ、「少しだけドローがかかり、軽く振っても距離が変わらなかった」という。「先週から替えたかったですね」と、2位で惜敗した前週「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」への後悔をにじませるほどだ。
黒にカラーリングされたフェースはシャロー形状で、ヘッド体積は460cc。前作『ビッグバーサ アルファ 815 ダブルダイヤモンド ドライバー』ではソール中央にあった重心調整位置をトウとヒールの2箇所に増やした。担当者は「重心高さと重心距離の設定バリエーションが増え、より最適な弾道に調整しやすくなった」と説明する。
男子ツアー「ANAオープン」で優勝を飾った石川遼もテスト中という新モデル。多くのゴルファーの注目を集める1本となりそうだ。