2017年 日本ツアー選手権森ビル杯

岩本高志が世界最速投入!? ディアマナ「Rシリーズ」の新シャフト

2017/05/31 18:23
世界最速?で新シャフト投入を決めた岩本高志

◇国内男子◇日本ツアー選手権森ビル杯 事前(31日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7384yd(パー71)

先週から国内ツアー会場で「三菱ケミカル ディアマナ R」の後継モデル「ディアマナ RF」がお披露目されている。いち早く実戦投入して、効果を出しているのは、初めてシード選手としてシーズンを戦っている42歳の岩本高志だ。

岩本はそれまで使用していた前モデルの1Wのスペアを作ってもらおうと訪れたツアーバンで、メーカー担当社からこの新モデルを薦められた。前週の「ミズノオープン」開幕前日に初めてテストを実施。弾動測定器「トラックマン」で計測し、数字にも十分な手応えを得て、即投入を決めた。

三菱ディアマナRは、インパクト付近でシャフトが走る特徴があり、特に飛距離には定評のある一般にも人気のシャフト。「Rは、球は上がるけど、スピン量がやや多かった。RFはスピン量もRに比べて軽減されると同時に、球も上がりキャリーも出る。よりつかまりやすくなった」という感触。「余計な動きも排除でき、飛距離も5~10yd伸びたこと」が即実戦投入につながったという。

「手応えが良かった。これから増えてくると思うけど、僕が世界最速」と、「ミズノ-」初日から使用し、大会初日のフェアウェイキープ率は『85.71%』で全体2位、シーズントータルでも全体4位が安定感を証明している。「前モデルより、左にも行きづらくなったし、スピン量も減った。ちょっとずつ全てにおいていい」と、数字以上に感じている新シャフトへの信頼感を話した。

「ハードヒッターではない人におすすめ。アマチュアの方ならヘッドスピードは出ないけど飛ばしたい人向け。ほんとにいいですよ、これ!」。今週、ドライビングレンジでテストを開始する選手もいた。ツアー内での使用者も続々増えると予想。オレンジシャフトに注目だ。(茨城県笠間市/糸井順子)

新モデルの三菱ケミカル、ディアマナRFシャフト

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