2016年 ISPSハンダグローバルカップ

「全英」風対策の切り札?“黄色いバナナ”の正体とは

2016/06/23 19:28
「全英」対策も着々。最新UTを手にご機嫌だった市原弘大

国内男子ツアー「ISPSハンダグローバルカップ」は23日、石川県の朱鷺の台CCで開幕。3週間後に海外メジャー「全英オープン」(7月14日~/ロイヤルトゥルーン)を控える市原弘大が4バーディ、ノーボギー「67」にまとめ、4アンダー14位タイと上位スタートを切った。

「拾って拾って、という感じだった」とショットへの不満を漏らしながらも、手ごたえを深めたのは、風との戦いにもなる「全英」対策として、今週から投入したアイアン型ユーティリティだ。ヘッドがバナナのような鮮やかなイエローで彩られたフォーティーンの『HI-877』で、ロフトは「キャリーで200~210yd」という21度を使用。「全英」初挑戦の4年前に「もっと低く抑えられるクラブが欲しいと思っていた」という教訓を生かし、ボールが高く上がりやすい7Wに替えての採用となった。

2つ目のバーディとした後半1番(パー5)では、セミラフからピンまで219ydの2打目に使用して2オンに成功した。「ラフからどうかな、と思ったけど良い球が出てくれて良かった」と会心の1打に胸を張るとともに、弾道の高低を打ち分けられる操作性の高さも評価。「全英でも使えそうな感じです」と、早くも高い信頼を寄せている。

ツアープロに支給され始めたばかりで、一般発売の時期は未定という最新モデル。「全英」を前にバッグに備えることができ「いいタイミングに使えて良かった」とうなずいた。(石川県羽咋市/塚田達也)

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