アジアシリーズ最高賞金額 古江彩佳、西郷真央、畑岡奈紗ら日本勢6人がマレーシアへ
◇米国女子◇メイバンク選手権 事前情報◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6536yd(パー72)
全4試合のアジアシリーズは中国、韓国を経てマレーシアで3戦目が行われる。24日(木)に開幕する予選カットなしの4日間大会は賞金総額300万ドル(約4億5200万円)、優勝45万ドル(約6780万円)といずれもシリーズ最高額を誇る。
KLセントラル駅から車で20分ほどの距離にあるクアラルンプールG&CCは1991年に設立。過去にPGAツアー「CIMBクラシック」、男子の欧州ツアー「メイバンク選手権」の舞台となるなどトーナメント開催実績が豊富だ。第1回大会だった昨年はセリーヌ・ブティエ(フランス)がアタヤ・ティティクル(タイ)との9ホールに及ぶプレーオフを制して通算6勝目を飾った。
日本勢は6人がエントリー。古江彩佳はフィールド2番目の年間ポイントレース4位につけるシーズンにあって、終盤にもう一度アクセルを踏み込みたい。プレーヤー・オブ・ザイヤーの争いではアジアシリーズ不在のネリー・コルダと120pt差の3位。優勝で30ptとなる同タイトルにはあと4勝が必要で厳しくなったが、平均ストローク1位(ベアトロフィ)に向けては依然として3位の好位置と大いにチャンスがある。
新人賞争いでトップに立つ西郷真央は、平均ストロークでも古江(70.11)に迫る4位(70.31)に上がってラスト5試合を迎える。アジアでの直近2試合も2位→12位と上位に絡んでおり、初出場となるマレーシアでも今季のルーキー優勝一番乗りに期待がかかる。
前年日本勢最上位の11位でフィニッシュした畑岡奈紗は、前週の国内ツアーで2位。母国で勢いをつけて2022年「DIOインプラントLAオープン」以来の7勝目を狙う。
笹生優花、西村優菜、勝みなみも2年連続の出場。前年17位の勝はポイントランク81位と来季シードのボーダーライン80位からはじき出されている状況。次週の日米共催「TOTOジャパンクラシック」(滋賀・瀬田GC 北コース)はウエーティングから繰り上がり出場が決まった。シードはもちろん、60位までの最終戦進出の望みを広げるためにも、アジアでポイントを稼ぎたい。
<主な出場予定選手>
セリーヌ・ブティエ、古江彩佳、ユ・ヘラン、ハンナ・グリーン、リリア・ヴ、イン・ルオニン、コ・ジンヨン、アタヤ・ティティクル、ブルック・ヘンダーソン、西郷真央、笹生優花、畑岡奈紗、西村優菜、勝みなみ