ネリー・コルダは前人未踏の6連勝に挑戦 日本勢は8人出場
◇米国女子◇コグニザント ファウンダーズカップ 事前情報◇アッパーモントクレアCC (ニュージャージー州)◇6656yd(パー71)
ツアーは1週間のオープンウィークを挟み、ニュージャージー州で2連戦に入る。1950年の米国女子ツアー(LPGA)創設メンバー13人をたたえる目的で始まった大会は13回目の開催。2年前に会場を移した同州北部のアッパーモントクレアCCが舞台となる。
注目は出場5連勝中のネリー・コルダ。4月のメジャー初戦「シェブロン選手権」を制してから3週ぶりの試合に臨む。ナンシー・ロペス、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)に並ぶ大記録からツアー史上初の6連勝へ。昨年は予選落ちした大会で、さらなる快挙に挑む。
ディフェンディングチャンピオンは昨年、2019、21年に続く大会3勝目を飾ったコ・ジンヨン(韓国)。プレーオフで22年覇者のミンジー・リー(オーストラリア)を破った。それから1年、遠ざかっている優勝を好相性の大会で目指す。
日本勢は8人がエントリーした。畑岡奈紗は22年6位、昨年も8位で終えて2年連続のトップ10入り。西村優菜と勝みなみは前週の国内メジャー「サロンパスカップ」からの連戦となる。笹生優花は「シェブロン選手権」以来の出場。渋野日向子、稲見萌寧、西郷真央、吉田優利もフィールドに入った。
次週「みずほアメリカズ・オープン」(ニュージャージー州リバティーナショナルGC)が終わると、成績に応じて出場優先順位を入れ替えるシーズン最初のリシャッフルが行われる。中盤戦に多くの試合でプレーできる目安となるのは、年間ポイントレース(レース・トゥ・ザCMEグローブ)80位以内。渋野は132位、吉田は156位と圏外におり、残り少ないチャンスで好成績を残したい。
<主な出場予定選手>
コ・ジンヨン、セリーヌ・ブティエ、イン・ルオニン、ミンジー・リー、アタヤ・ティティクル、畑岡奈紗、ネリー・コルダ、ブルック・ヘンダーソン、笹生優花、ローズ・チャン、アリヤ・ジュタヌガン、西村優菜、勝みなみ、リディア・コー、稲見萌寧、渋野日向子、西郷真央、吉田優利