2011年 中日クラウンズ

杉原輝雄の世界記録が途切れる。遼も「ショック」

2011/04/20 18:00
昨年の中日クラウンズで51回連続出場の表彰を受けた杉原輝雄

永久シード権保持者で現在73歳の杉原輝雄が、4月28日(木)~5月1日(日)に名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースで行われる国内男子ツアー第3戦「中日クラウンズ」を欠場することになった。杉原は同大会に1960年の第1回大会から昨年まで51年連続で出場し、世界6大ツアーの同一大会連続出場記録を樹立したが、体調不良のため出場を断念した。

1997年に前立腺癌と診断された杉原は、近年治療を続けながらツアーに参戦。昨年の「中日―」で、アーノルド・パーマーが「マスターズ」で記録していた50回連続出場記録を塗り替えていた。しかし、エントリー期限となる今週18日(月)までにJGTO(日本ゴルフツアー機構)に「欠席」と返答。現在のところ復帰の見通しは不透明だという。

杉原は21日(木)~24日(日)に行われる国内ツアー第2戦「つるやオープンゴルフトーナメント」にも1994年から出場していたが、今週、会場の山の原ゴルフクラブにその姿はない。石川遼も「僕の中ではすごくショックを受けました。今までも癌と闘いながら大会に出続けられていた根性というか、プロ魂にびっくりしていた。今回の病気は今までよりも辛いのかなと感じましたし、心配しています」と話した。

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