2014年 ジョンディアクラシック

2日目にストリッカーらが急浮上

2014/07/12 12:09

By Craig DeVrieze, PGATOUR.COM

今大会3度の優勝記録を持つストリッカーは6位に浮上(Gregory Shamus/Getty Images)

「ジョンディアクラシック」では他の選手を追う立場に慣れていないスティーブ・ストリッカーは、最初のホールでこそバーディを取ったが、その後8ホールはパープレーとなり、金曜に同組で回ったジョーダン・スピーススチュワート・シンクに遅れを取った。

だが、これまでTPCディアランで3度の優勝を誇るストリッカーは、バック9で調子を上げ、首位グループに浮上。トリオは2日目に合計22バーディを奪うなど、みな調子を上げている。

ストリッカーは後半に5バーディとスコアを伸ばし、「65」の6アンダーでホールアウト。トータル「133」の9アンダーとしている。「65」というスコアは、TPCディアランに強いストリッカーにとって、出場した過去5回で記録したアベレージより1打良い数字だ。

前年王者のスピースは初日に出遅れたものの、2日目は「64」の7アンダーで急浮上。シンクも「66」と好スコアをマーク。

トリオは、前日のラウンドと比べて合計13ストローク良いスコアを記録した。

4度目の「ジョンディアクラシック」優勝を狙える位置にいるストリッカーは、「今日は良いグループに恵まれた。僕らは友人だし、気心知れているからね。快適にプレーできたよ」とコメント、

「僕らが互いに声をかけ合っていたのが分かったと思う。1人のプレーをきっかけに調子を上げられるんだ。1人のプレーがその日の状態を大きく左右すると言えるかもしれない。その一端を担えてうれしかったし、今日の僕らは良いゴルフができた」。

ストリッカーに限れば、今大会で常に好スコアを記録しているように思える。それは、ゆとりを持ったスケジュールを組んだこの2年でも変わらない。今シーズン開幕後トップ10入りを果たしたのはわずかに1度だけだが、「ジョンディアクラシック」でストリッカーが調子を上げてくることに疑いはなかった。

初日首位に立ち、ストリッカーと同様に今大会と相性の良いイリノイ州出身のザック・ジョンソンと友好的なライバル関係にあるか、そしてジョンソンが優勝候補だと思うかと質問されたストリッカーだったが、やんわりと受け答えした。

「レブロン(・ジェームズ)がクリーブランド・キャバリアーズに復帰するんだろ? それが君の質問じゃないのかい?」。

はぐらかしたストリッカーだったが、あざけるように笑うと、「てっきり自分が優勝候補だと思っていたよ」と返答した。

まだ可能性は十分にある。勝負は週末だ。

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