2014年 全米オープン

アダム・スコット、2日目に「67」をマークし上位へ

2014/06/14 11:44

By Sean Martin, PGATOUR.COM

アダム・スコットは「67」の追い上げで初日の出遅れを取り戻した(David Cannon/Getty Images)

36ホールを終えた時点で首位に立つのがどういうことか、アダム・スコットはよくわかっている。今年3月の「アーノルド・パーマーインビテーショナル」の2日目終了時点では2位に7打差の首位だったスコット。だが決勝ラウンドでは「147」(3日目は「71」、最終日は「76」)と崩れ、優勝を逃した。「アーノルド…」での後半2日間のスコアは前半2日間(「62」「68」)のそれよりも17打多かった。

パインハーストNo.2コース(ノースカロライナ州)での「全米オープン」初日、マーティン・カイマーは午前中のプレーが終わった時点で2位に8打差の単独首位に立っていた。一方のスコットは2日目に初日から6つスコアを伸ばして「67」をマークし、カイマーとは10打差だ。

「マーティンにとっては素晴らしいゴルフだね。今日(2日目)も着実にスコアを伸ばした。凄いよ。残り2日もこの調子なら、僕らは皆、2位争いになるだろうね」と話すスコット。「だけど皆、わかっているんだ。『全米オープン』はラウンドを重ねるごとに難易度を増していくってことをね。だから決勝ラウンドでかなり良いプレーができたら、ゆっくりと、でも着実にマーティンに近づくと思う」。

スコットは大会2日目、14ホール中10ホールでフェアウェイをキープし、18ホール中11ホールでパーオン。26パットとした。バック9はこの日初となるノーボギーの「33」で回り、後半は2番ホールでボギーを叩くものの、その後7ホールは2バーディ、ノーボギーで終えた。「73」をマークした今大会初日では4ボギーだったが、2日目は1つだけだった。

スコットにとって唯一、優勝争いに加わったことのないのが「全米オープン」。過去12回の出場で最高の成績は、2012年大会の15位タイだった。とはいえ、決勝ラウンドではこの記録を大幅に更新する可能性がある。

「次の27ホールでは、差を縮めたいと思うだろう。半分以下の差に」と、スコット。「全米オープンの9ホールでは何でもあり、なんだ。だから自分がいいプレーをして、マーティンもいい戦いぶりを続けるなら、差は縮められると思う。うまくいけば、最終日のバック9で優勝争いに加われる気がするんだ」。

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