2014年 RBCヘリテージ

「マスターズ」の影響もなくクーチャーが首位発進

2014/04/18 11:26

By Brian Wacker, PGATOUR.COM

ハーバータウンGLは好相性なコースの1つ。強風も悠々とクリアしたM.クーチャー

マット・クーチャーは、今年初のメジャーでの精神的な疲れを「RBCヘリテージ」初日のプレーで払拭したようだ。

強風のハーバータウンGLで「66」の5アンダーとしたクーチャーは、初日を終えて首位タイに立った。

「メジャーが終わって数日はゆっくりするけれど、木曜日からはPGAツアーの大会に出場できるからね。気持ちを高ぶらせるのは難しいことではないよ」。

それには理由があった。

クーチャーは過去ハーバータウンで、自己ベストである2008年の7位タイを含めて4度トップ15入りを果たしている。

ちなみに、この日に記録した「66」は、「RBCヘリテージ」でのベストスコア。初日の天候を考慮すれば、なおさらスコアの良さが際立つ。そういうラウンドだった。

風速24キロから32キロの強風が吹き続けたラウンドで、クーチャーは5バーディ、ノーボギーをマーク。ティショットでフェアウェイを逃したのはわずか2ホールのみで、18ホール中14ホールでパーオンに成功。

この日のベストショットは、バーディには繋がる類のものではなかった。難しいパー4の18番での2打目、ピンまでは204ヤード。強風が吹く中でのショットはグリーン脇のバンカーに吸い寄せられたが、ピンに寄せて1パットのパーで切り抜けられた。

「ハイブリッドで可能な限りベストなショットを打てたと思う。あの場面で3番ウッドを選択することは考えなかった。ただ、辛うじて3番ウッドを選択しなくて済む場面だったかな。18番でのパーは大きいよ」。

先週の「マスターズ」を含め、出場した直近3大会で続けてトップ5に入るなど、クーチャーは好調を維持している。

「『マスターズ』では実力が試されるし、メジャーでは正確なショットが求められる。それだけに選手達も気を張っているし、大半は普段よりもシャープな状態にあると思う。メジャー後、急激に調子を落とす選手は少ないだろうからね。だいたいメジャーの翌週は良いゴルフをする選手が多いと思うよ」。

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