2014年 シェル ヒューストンオープン

マキロイ、「マスターズ」の“1ホール”対策で4番アイアンを微調整?

2014/04/05 13:42

By Jonathan Wall, PGATOUR.COM

プロゴルファーというものはとりわけ、ヤーデージ(距離)に細かい。ぴったり210ヤードのショットを打てないことは、一般的なアマチュアにとっては大したことではない。だがロリー・マキロイのレベルのプレーヤーにとっては、1、2ヤードの差がパー、またはバーディになるかの違いを生む可能性がある。

そんなわけで、マキロイが来週の「マスターズ」に備えてクラブを完璧な状態にすることに余念がないのは、驚くことではないだろう。

マキロイは月曜日と火曜日、今季初のメジャー大会「マスターズ」が開かれるオーガスタナショナルGCで過ごした。そして、特に1つのショットがトラブルになると気づいた。それは4番ホール(240ヤード、パー3)のティショットだ。

この4番ホールを見たことのない人のために説明すると、そこにはグリーン右側の前に深いバンカーがある。マキロイは練習ラウンドの最中に、奥に切られたピンへとボールを打つ際、3番と4番アイアンのどちらを使うか悩んだそうだ。

「最後の2日間は後方のティからのプレーになる」と、マキロイ。「僕は(4番アイアンで)あの正面右バンカーを抜けようと苦戦していた。正面左のピンへは問題ないんだけど、バックピンは(難しいところだ)」

3番アイアンを持ち歩かないマキロイは、自身のナイキのVR PROブレードの4番アイアンの調整が必要かもしれないと言う。

「あの4番ホール向けに、僕の4番アイアンをいくぶん強化するかもしれない」と、マキロイ。「僕にとっては、ちょうど3番と4番アイアンの間(の距離)という感じだからさ」。

その“1度(のロフト)”がマキロイの飛距離をもう3ヤード伸ばし、バンカーを超えてバックピンに届くようにするのだろう。

マキロイはまた、溝を蘇らせた新しい59度のナイキVRフォージドウェッジを入れるとしている。これは彼がオーガスタの硬いグリーン対策にと、過去にもしてきたことだ。また、自身がいつも使っている4本のウェッジセット(47、52、56、59度)を中心にプレーすることも明言した。

“1度”はさほど大きなことではないように見えるが、(マスターズの勝者に贈られる)グリーンジャケットと2位の違いを思えば、しっかりと準備すべきなのだろう。

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