復調のミケルソン、「シェルヒューストンオープン」初日を「68」でフィニッシュ
By Sean Martin, PGATOUR.COM
先週の「バレロテキサスオープン」3日目に肉離れを起こしたフィル・ミケルソンは、開催間近の「マスターズ」でプレーできるか微妙なところにあった。しかし4月3日の「シェル ヒューストンオープン」初日で「68」をマークしたことで、不安要素はなくなったようだ。
「調子はかなり上向いている」とミケルソン。「軽量の治療機器を持って移動してるんだけど、これがすぐに効果を表した。それによって治癒過程が早まったんだ。世界ががらりと変わったね。痛みがなくなったんだ。もちろん、運動した時のような筋肉痛はあるけど、つらい痛みとはまた違うんだ」。
ミケルソンは背中を伸ばそうと、ショットの合間に時々上体をよじっていた。
ミケルソンは結局、ゴルフクラブ・オブ・ヒューストンでの今大会初日をノーボギーでホールアウト。共にプレーしたウェブ・シンプソンやキーガン・ブラッドリーもボギーとは無縁だった。ブラッドリーは「66」でフィニッシュして首位タイに、シンプソンはミケルソンと同じく「68」で初日を終えた。
「(自分や一緒にプレーした人が全員ノーボギーだったのは)初めてだと思う。間違いなく、自分のキャリアでは初めてだ」とミケルソン。初日を「66」で終えたマット・クーチャーがこの“快挙”を耳にした時、彼は「フィルが自分のキャリアでノーボギーを達成したのは初めてだよ。だからさ」とジョークを飛ばした。
ミケルソンは次週の「マスターズ」に備え、今大会前の火曜日と水曜日をオーガスタナショナルGCで過ごした。彼は火曜日にはアイアンショットを中心に、水曜日は9ホールをプレーしたと話している。
「ボールを打つ代わりに、ショートアイアンやチップショット、パッティングにさらに時間をかけることができた。今日はかなり良いプレーができたよ」と振り返った。「ティショットが良かったし、フェアウェイもほとんど外さなかったからね」。