2014年 バルスパー選手権

調子を取り戻し、優勝争いに加わったジャスティン・ローズ

2014/03/15 11:24

By Jeff Shain, PGATOUR.COM

右肩を痛めていたジャスティン・ローズだが、今の好調ぶりを見れば心配する必要はなさそうだ。

「全米オープン」覇者のローズは「バルスパー選手権」2日目、今年初戦以来のベストスコアとなる3アンダー「68」をマーク。最終ホールではチップインバーディで第2ラウンドを締めくくり、首位争いに加わった。だが彼がホールアウトした時点では、首位を走るロバート・ガリガスに3打差をつけられていた(最終的に4打差)。

「競争心が出てきたね」と、初日の厳しい寒さや風の中、イーブンパーの「71」をマークしたローズは言う。「ここは自分の立ち位置をしっかりと教えてくれるコースだね。そう意識しないなんて無理な話さ」

ローズは先月の「ノーザントラストオープン」3日目でも「68」をマークしていた。同大会は右肩の腱炎を治すため8週間プレーから遠ざかって以来、最初の試合だった。リビエラでのこの大会では45位タイという成績に終わったが、今回のバルスパーの混戦では存在感を示している。

「こんな天候の中、(初日の)イーブンパーに(2日目の)3アンダーってことは、調子が上向いている証拠だと思う」と、ローズは分析する。

初日も2日目も、ローズは見事なプレーで締めくくった。初日は上がり2ホールでバーディを奪取。これはカッパーヘッドコースの難関“スネークピット(ヘビの巣)”3ホールのうちの2つだ。そして2日目には最終9番で、8番でのパーセーブ失敗の埋め合わせとしてチップインに成功した。

これは痛めた肩を休めるべく、チップショットやパッティングに明け暮れた日々の賜物だと考えるのが妥当だろう。

「ショートゲームはかなり良くなってきたと思う」と、ローズ。「できる範囲で、うまく利用するんだ。もう少し細かく言うと、自分のチッピングやショートゲームの状態にかなり満足しているんだ」

今回の「バルスパー選手権」はローズにとって今季4試合目だが、「マスターズ」まではあと1試合ある。彼は来週行なわれる「アーノルド・パーマーインビテーショナル」でプレー後、オーガスタに向かう前に2週間休養に入る予定だ。

「自分がプレーした大会を通して、いくらか自信がついたと感じるのはいいものだね」と、ローズ。「少なくとも、継続していい戦いができる基盤は作れたと思う」。

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