好相性? 中国で善戦のウィークリー
By PGA TOUR staff
自身2度目となる中国遠征に臨んでいるフロリダ出身のブー・ウィークリーは、おそらくこの地に居を定めることを考えてはいないだろう。しかし「WGC HSBCチャンピオンズ」最初の36ホールの結果により、ウィークリーは自分のカレンダーに、今後数年におけるアジアでの大会予定に印をつけておくことにはなりそうだ。
シェーシャンGCでの2日目を終えたウィークリーは、バッバ・ワトソン、そして初日首位のロリー・マキロイと並び2位タイ。首位のダスティン・ジョンソンを5打差で追いかけている。
ウィークリーの2日目はノーボギーの「67」。前半16番から、折り返しを挟んだ3番までの6ホールで5つのバーディを奪った。ラウンドの前半、ロングパットを決めてパーセーブし、そこからパッティングが冴え渡った。
「最初のパー5(14番)で、2打目を池に打ち込んでしまったが、25フィート近いパットを決めて盛り返せた。そこから勢いに乗ってバックナインの最後で3連続バーディを決めて、フロントナインを良い気分で迎えたんだ」。
ウィークリーは2007年、中国・深センでの「オメガミッションヒルズワールドカップ」に、アメリカ代表としてヒース・スローカムと共に出場した。この大会前の記者会見でウィークリーは、中国について知っていることを聞かれ「僕は米が好きだね」と答えるなどジョークを連発したが、何も知らない旅行者のようだとも言われてしまった。しかしコース上で、ウィークリーとスローカムはファンを熱狂させた。二人はチーム対抗戦で、スコットランドのコリン・モンゴメリー、マーク・ウォーレン組に次ぐ2位でフィニッシュ。サドンデス形式のプレーオフ3ホール目までもつれる死闘だった。
今大会残り2日で、ウィークリーはさらに上を目指すことになるが、ここまでの中国での戦いぶりには満足している。
「いつでも申し分のないポジションにいるよ」とウィークリー。「僕は今ここにいる、そうでしょ?」。