2013年 BMW選手権

ウッズ「1番」で2打ペナルティの理由

2013/09/14 16:34
1番の“ダブルボギー”を懸命に追い上げたウッズだったが、まさかの2ペナも加わり…(Michael Cohen/Getty Images)

金曜日、最初のホール(1番)をダブルボギーで終えたタイガー・ウッズは、とりわけがっかりしていたことだろう。

だが、その約4時間後、ウッズがスコアリングエリアに到着したとき、その事態はさらに悪化していた。363ヤード、パー4の1番で3打目を打つ前、固定されていない障害物を取り除こうとした際に自分のボールを動かしてしまったため、規則18?2aに違反したとして2打のペナルティーを課せられたのだ。

このルール違反は、PGAツアー・エンターテインメントのスタッフにより指摘された。ツアーの副会長であり最高責任者のアンディ・パズダー氏にまず連絡が入り、そこからPGAツアーの競技ルール&大会運営部門の副会長であるスラッガー・ホワイト氏に伝わった。

ルール違反が起こったのは、ウッズの1番で放った2打目がグリーンを超えて木々の下にある土のエリアに転がった後だ。ホワイト氏によると、ウッズは「ボールはぐらつきはしたが位置は変わらなかった」と考えていたようだ。

「ボールの後方に極めて大きな障害物があり、それを動かしたこと自体は全く問題ではなかった。ボールの横に小さな小枝があり、それが転がしたときに間違いなくボールが動いた」とホワイトは説明した。「ボールが動いたことは彼も認めているが、位置は変わっていないと主張している」。

「しかし、ボールの位置が動いたことはこのビデオを見ればわかる」。

もしウッズがボールを元の位置に戻していたら、ウッズが受けるペナルティーは1打だった。しかしそれをしなかったためにペナルティーは2打となり、1番のスコアはダブルパーの「8」。この日のスコアは「72」となった。通算4アンダーのウッズは、首位のブラント・スネデカージム・フューリックから7打差の13位タイで2日目を終えることとなった。

ホワイト氏いわく、ルール違反を知らされたウッズは「信じられない」という反応を見せた。ウッズはスコアカードにサインをしていたが、ホワイト氏は提出前に彼にビデオを見てもらった。

「ボールが動いたことは明白だ」とホワイトは話した。

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