2013年 ザ・バークレイズ

タイガー、腰に不安を抱えつつも優勝圏内へ

2013/08/25 18:14

日が経つにつれて、腰の違和感は増しているものの、タイガー・ウッズはリバティナショナルGCで行われているザ・バークレイズの第3ラウンドをスコア「69」でまとめ、なおも優勝圏内に踏みとどまった。

幸い4日目の日曜は、タイガーは18ホールをプレーするだけで良い。悪天候のため、大会の初日は12時間近い中断があり、第2ラウンドは3日目の朝まで持ちこされた。ようやく計54ホールを終えた今、タイガーが記録している通算8アンダーは、トップを並走するマット・クーチャーゲーリー・ウッドランドとは、わずか4打差だ。

土曜の朝7時半、第2ラウンドの上がり5ホールをプレーしに戻ったタイガーは、問題の腰の状態は大丈夫だとコメントした。5ホール全てでフェアウェイをキープし、グリーンを外したのは1ホールのみ。4ホールでパーセーブし、1ホールでバーディを奪った。

しかし、長い一日が進み、第2ラウンドを終了して第3ラウンド開始までの約3時間で、タイガーは違和感を覚え始めた。最初のホールでアプローチをピンそば45センチにつけてバーディを奪い、「“申し分のない”スタートだね」と評したタイガーだが、続く6ホールで3ボギーを喫した。

腰の状態に悩まされながらも、タイガーは上がり11ホールで4バーディを奪うと、リーダーボードの順位を浮上させることに何とか成功した。彼の感触からすると、ポジティブに考えられるわけだ。

「毎日、スタート時は申し分がない。それが徐々に悪化してくる」とタイガー。「明日も再びこんな調子で戦い抜くことができればいいね。それに耐えて、優勝できるかどうかだね」と続けた。

タイガーは何とか3日目を切り抜けたが、その内容には概ね満足している。タイガーがこの日、フェアウェイを外したのは2度だけで、18ホール中13ホールでグリーンオンに成功。本人いわく、いくつかのショットで少し腰が気になったというが、パッティングに助けられたという。

「残念ながら、2度も3パットを叩いてしまったが、それ以外はかなり感覚も良かったし、それなりのパッティングだったと思う」と振り返り、スコア60台半ばを目安に捉えていたと明かす。実際、通算11アンダーのケビン・チャッペルがコースレコードの「62」を叩き出した。

「グリーンは完璧だ」とタイガー。「それに殆ど風も吹いていない。とはいえフェアウェイは速いし、ボールはずっと先まで行く。もし自分が絶好調で勢いがあったら、ボールはかなり飛んでいく。ウェッジでの2打目が多くなるだろうね」。

タイガーは、腰の問題は今回限りのことだろうと語る。滞在しているホテルのマットレスが、単に柔らかすぎるために起きたことで、疾患としてとらえるような問題ではないという。

「言うなれば、もうこの(腰の)状態で始まったのだから、このままプレーするしかない。やりながら、ウォームアップしながら、今は非常にうまくコントロールしているよ」とタイガー。「コースに出て、ぜいぜい言いながらラウンドするわけじゃない。ちょっとした不安があるだけだ」と語った。

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