2013年 全英オープン

タイガー、2打差でウェストウッドを追う

2013/07/21 16:03
メジャー15勝目を逆転で果たすことができるか(Getty Images)

タイガー・ウッズが、ここで5年振りにメジャータイトルを獲得するには、これまでメジャーで14勝を挙げた時にはしていないことをしなければならない。それは、最終ラウンドで逆転優勝することだ。

ミュアフィールドで開催中の「全英オープン」3日目、タイガーは1オーバーの「72」に終わった。最終日は、首位のリー・ウェストウッドを2打差の2位タイから後を追う。

ウェストウッドの3日目のスコアは「70」。パー5の17番ホールでは、ロングパットを決めてバーディを奪った。一方タイガーは、同じホールでボギー。ここでリーダーボードに2打の差がついた。

タイガーと共に2位タイにつけているのはハンター・メイハンだ。メイハンはこの日「68」のロースコアをマーク。前回のメジャー大会から2大会連続で、最終ラウンドを最終組でラウンドすることとなった。一方のタイガーは、最終から2番目の組で、今季「マスターズ」を制したアダム・スコットとラウンドする。スコットは、タイガーとは1打差で現在4位。

大会3日目、タイガーは程なくリーダーボードの首位に立った。下位には留まってはいられないかのような勢いだった。タイガーはパー4の2番ホールでバーディを奪うと、前夜トップに座ったミゲル・アンヘル・ヒメネスは同じホールでボギー叩き、首位の座を明け渡した。

だが、タイガーは首位にも長く留まることはなかった。その後、4番と7番でボギーを叩いたのだ。9番では再びバーディで奪うも、再浮上はならなかった。

一方のウェストウッドは、パー5の5番でイーグルを奪うと、7番でもバーディをマーク。3番のボギーを見事帳消しにした。さらに、上がり5ホールでも2バーディと1ボギーをマーク。結果、ウェストウッドが首位に立ち、2010年に2位で終えた「マスターズ」以来となる、メジャー大会の決勝ラウンドへと駒を進めた。

ウェストウッドは勝てばメジャー初勝利。タイガーは15度目のメジャータイトルで、2008年にトーレパインズで開催された「全米オープン」以来のメジャー大会優勝となる。

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